欧州理事会 EUの出入国管理システムの更新 (2025.10.10)
こんにちは、丸山満彦です。
欧州理事会と欧州連合理事会が、EUの出入国管理システムが更新され、デジタル化されたために手続きが簡易となりつつも、セキュリティが強化されていると発表していますね...
新しい運用は2025.10.12からですから、すでに開始されています(まだごく一部のようですが)。すでに新しい運用で欧州を回っている人もいるかもしれませんね...
欧州理事会にわかりやすいウェブがあったので紹介...
● European Council
・2025.10.10 How the entry/exit system works
概要...
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概要: シェンゲン域外国境を通過する非EU市民の入出国をデジタルで記録し、従来のパスポート押印に替えて生体照合で本人確認と滞在管理を行う(押印は廃止)
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対象者: シェンゲン域外国境を越える全ての非EU国籍者(短期滞在者、最大90日/180日ルールの対象)が対象
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適用範囲: 空港・港・陸上の外部国境で運用され、EU加盟国(キプロスとアイルランドの特殊取扱いを含む)およびノルウェー、スイス、アイスランド、リヒテンシュタイン等のシェンゲン協定参加国に適用
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収集される情報: 旅券に記載された渡航文書情報、入出国の日時と場所、顔画像と指紋などの生体データ、入国拒否や審査結果に関する記録を電子的に保存(12歳未満の子供の指紋の採取は免除)
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登録と照合の流れ: 初回入国時に個人情報と生体情報(顔写真・指紋)を収集してEESに登録し、以降は登録済み渡航者の照合のみで通過可能。
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セルフサービス端末: 生体認証対応の渡航文書を保有する渡航者は、セルフサービス端末を利用して速やかに通過できる
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運用スケジュールと移行措置: 段階的導入を経て、各参加国で最低1地点が稼働する段階から始まり、最終的な完全運用時には従来の手動押印は終了する想定で移行期間中は押印との併用
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期待される効果: 国境通過の効率化と待ち時間短縮、滞在超過者(オーバーステイ)の早期検出、身元詐称の防止(生体照合)、その他EUの情報システムとの連携を通じた域内の安全・治安強化
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利用者向け情報: EESは渡航予定の短期訪問者に対して入出国記録に基づく滞在残日数の管理や、入国手続きの要件について事前に案内を行うことを想定
詳細はこちらのウェブページから...
● European Union
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