英国 サイバー・アセスメント・フレームワーク V3.2
こんにちは、丸山満彦です。
2018年に制定された英国のサイバー・アセスメント・フレームワークが改訂されてVersion 3.2になっていますね...
日本では情報セキュリティというと、かつては金融機関等を中心に業務継続の観点から言われていました(ディザスター・リカバリー)。そして、J-SOXで完全性について少し言われるようになりました。しかし、個人情報保護法が施行されると、一気に個人情報漏えい(機密性)についいての問題意識が高まってしまいましたね。。。最近は安全保障の問題がクローズアップされてきて、業務のレジリエンス(可用性)についても言われるようになってきましたね。。。(元に戻った?)
英国のサイバー・アセスメント・フレームワーク (CAF) は、レジリエンスに中心が置かれているように思えます...
そして、達成すべきことともそうですが、それを達成したかどうかの評価をどうするのか?というところに力点が置かれているように思います...
アセスメントという点で特に参考になると思います。
サイバーセキュリティのように環境が変わるような分野では、ルールベースアプローチではなく原則ベースアプローチを採用するほう実効性があがりますよね...
● Gov UK
・2024.04.18 [PDF] Cyber Assessment Framework V3.2
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