総務省・経済産業省のAI事業者ガイドライン第1.0版はほぼきまりましたかね...
こんにちは、丸山満彦です。
3月14日に「第3回 AI事業者ガイドライン検討会、第27回AIネットワーク社会推進会議、第23回AIガバナンス検討会 合同会議」が開催され、AI事業者ガイドライン第1.0版が確定したようですね...
しかし、意見の量がすごいですね...
(1)法人・団体:441件(47法人・団体)
(2)個人:3506件
合わせると約4000件...
個人情報保護法のガイドラインの時でも確か700件弱だったような...これは、事務局はしんどかったと思います。お疲れ様です...
● 経済産業省 - AI事業者ガイドライン検討会 - 第3回 AI事業者ガイドライン検討会、第27回AIネットワーク社会推進会議、第23回AIガバナンス検討会 合同会議
・[PDF] 議事次第
・[PDF] 資料1 「AI事業者ガイドライン案」に対するご意見及びその考え方
・[PDF] 資料2-1 AI事業者ガイドライン第1.0版(案) 本編
・[PDF] 資料2-2 AI事業者ガイドライン第1.0版(案) 本編 説明資料
・[PDF] 資料2-3 AI事業者ガイドライン第1.0版(案) 別添
・[PDF] 資料2-4 AI事業者ガイドライン第1.0版(案) 別添 説明資料
・[PDF] 資料2-5 AI事業者ガイドライン第1.0版(案) チェックリスト(別添7)
・[PDF] 資料2-6 AI事業者ガイドライン第1.0版(案) 主体横断的な仮想事例(別添8)
・[PDF] 資料2-7 AI事業者ガイドライン第1.0版(案) 海外ガイドライン等の参照先(別添9)
・[PDF] 資料1 AIネットワーク社会推進会議・AIガバナンス検討会構成員名簿
・[PDF] 参考資料2 AI事業者ガイドライン検討会・AI事業者ガイドラインWG委員名簿
私が思うガイドラインの策定についてのポイントは
・マルチステークホルダーで随時改訂できるプロセスをもつこと
(そのためには、国民が議論できるための意識、知識、実行力が必要)
・国際的な連携を継続的にできるプロセスをもつこと
(各国で考え方(よって法律も)が異なる分野もあることから、完全に同じものができるわけではない)
AIの利用についてのポイントは、
・どんなに人間っぽくても人間が最後に責任をもって判断する構造をつくる
ということだと思いますね...
一つの正解があるわけではないですからね...私は民主主義がよいと思っているわけですが、そうではないと思っている国にとっては、民主主義国のAI規制とは異なるAI規制ができるでしょうしね...
ただ、今回、AI利用について法制化をしないとしたわけで、さらに議員からも法制化は必要ではないという判断になったわけですが、各国の動向は見ておいた方が良いかもですね...
多くの人(主に利用者(需要者)側ではなく、提供者(供給者))から、法制化を反対する話がでるのですが、それは提供者(供給者)側にとって超過利潤が得られる状況にあるからかもしれません。
政治家としては、そのあたりを見て、国全体としての利益を考えることが必要となるかもしれませんね。。。そうなると法制化というのも、当然にありえる話ですよね。自由主義、民主主義、法治主義ですから...
・2023.12.22 自由民主党 AI の安全性確保と活用促進に関する緊急提言 (2023.12.14)
・2023.12.21 経済産業省 AI事業者ガイドライン検討会
・2022.01.29 経済産業省 AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン ver. 1.1
・2021.07.11 経済産業省 意見募集 AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン Ver1.0
価値観に関しては、このあたりも...
・2024.01.07 価値観の普及(輸出ではなく...)
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