官邸 知的財産戦略本部 パブコメ 「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題等に関する論点の整理(案)」
こんにちは、丸山満彦です。
内閣府 知的財産戦略本部から、「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題等に関する論点の整理(案)」が公表されていますね。。。
これは、メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議(石井夏生利先生、佐藤一郎先生、中村伊知哉先生等が委員になっています)で議論されたものですね。。。
従来の環境からからメタバース上にかわることにより、変化があるかですが、「自己投射性・没入感、リアルタイム性、オープン性」ということが挙げられています。
それがどれほどの質的な変化につながるかですかね。。。
あと、普及にはデバイス問題がありますかね。。。うちにもMetaのQuest-2がありますが、最初はつかってみたけど、その後、使っていない。。。デバイスが使いやすくなれば、コンテンツも増えて、ゲーム以外での利用も増えるかもですかね。。。
それと、個人的な問題かもですが、長く使うと酔うような状況にはなりますよね。。。
なお、「案の策定に当たり検討事項が多く、当初予定よりも多くの期間を要していることから、30日の期間を取ることが難しいため」、パブコメの期間が5月7日までと、通常の半分くらいしかありませんので、注意を...
そんなに急いで、結論を出す必要があるのかなぁという気もしますが、いろいろと事情があるのかもしれません...
⚫︎ e-Gov
・2023.04.21 「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題等に関する論点の整理(案)」に係る意見募集
・[PDF] メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題等に関する論点の整理(案) [downloaded]
第3章 課題の所在と対応の方向性(論点の整理)
検討事項1 現実空間と仮想空間を交錯する知財利用、仮想オブジェクトのデザイン等について
Ⅰ.仮想空間における知財利用と権利者の権利保護
課題1-1;現実空間のデザインの仮想空間における模倣、現実空間と仮想空間 を横断した実用品デザインの活用
課題1-2;現実空間の標識の仮想空間における無断使用
課題1-3;現実環境の外観の仮想空間における再現
Ⅱ.メタバース上の著作物利用等に係る権利処理
課題2-1;メタバース上のイベント等における著作物のライセンス利用
課題2-2;仮想空間におけるユーザーの創作活動
課題2-3;NFT等を活用した仮想オブジェクトの取引制度・取扱い等の現状
①仮想オブジェクトの「保有」
②NFT等を活用した仮想オブジェクトの二次流通等
検討事項2 アバターの肖像等に関する取扱いについて
Ⅰ.メタバース外の人物の肖像の無断使用への対応
課題1-1;実在の人物の肖像の写り込み
課題1-2;実在する他者の肖像を模したアバター等の無断作成・無断使用
Ⅱ.他者のアバターの肖像等の無断使用その他の権利侵害への対応
課題2-1;他者のアバターの肖像・デザインの無断使用
①他者のアバターのデザインを盗用したアバターの作成・使用
②アバターの肖像の無断撮影・公開
課題2-2;他者のアバターへのなりすまし、他者のアバターののっとり等
課題2-3;アバターに対する誹謗中傷等
Ⅲ.アバターの実演に関する取扱い
課題3;アバターの実演に係る著作隣接権の権利処理
検討事項3 仮想オブジェクトやアバターに対する行為、アバター間の行為をめぐるルール形成、規制措置等について
検討事項4 その他(国際裁判管轄・準拠法について)
・メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議
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