大阪大学 生成AI(Generative AI)の利用について
こんにちは、丸山満彦です。
大阪大学の総長の西尾章治郎教授が、学生にむけて「生成AI(Generative AI)の利用について」を書いていますね。。。
東京大学でも副学長が、「生成系AI(ChatGPT, BingAI, Bard, Midjourney, Stable Diffusion等)について」を公表していましたが、、、
⚫︎ 大阪大学
・2023.04.17 生成AI(Generative AI)の利用について
リスク関係の記述でいえば、、、
...まず、インターネット上の情報は、正しいものばかりではなく、生成AIで作られた文章には誤りが含まれることもあります。生成AIから得られた回答を、その真偽を正しく判断せずに自分の言葉として発信した場合、さまざまなリスクをはらむことがあります。このリスクについて、一人ひとりが認識してください。
生成AIへ投げかけた質問事項やその記載内容が、システムに蓄積・学習される可能性があり、情報の漏洩に繋がる恐れがあります。個人情報や機密情報を提供しないように注意してください。また、特に画像生成AIでは、他者が作成した画像や写真などを取り込むこと自体が著作権侵害となる可能性がありますので、注意してください。
...
とあります。
そして、学びに関しても、
生成AIツールで成果物を作成するだけでは、学びは深まりません。高等教育の意義は、さまざまな情報を活用し、自らの考えを創り上げ、さらには、自らと異なる意見や考えに耳を傾けて、人と人との対話を通して独創的な考え方やアイデアを生み出すところにあります。大学での学びは学習するプロセスや豊かな人間性を育むための人的交流も重要であることを認識してください。...
とありますね。。。
参考になるものとして...
・生成AI(Generative AI)の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)論点の概観:2023年3月版
目次...
はじめに
1. 画像⽣成 AI(TEXT-TO-IMAGE AI)
1.1. 動向
1.2. 訓練のためのデータセット
1.3. 指摘されている ELSI 論点
2. テキスト⽣成 AI(TEXT-TO-TEXT AI)
2.1. 動向
2.2. 訓練のためのデータセット
2.3. 指摘されている ELSI 論点
3. 分野ごとの反応
3.1. 教育分野
3.2. マーケティング分野
3.3. 学術出版分野
3.4. ジャーナリズム分野
3.5. エンターテインメント分野
3.6. 司法分野
3.7. 医療分野
4. おわりに:ELSI への対応動向
⚫︎ まるちゃんの情報セキュリティ気まぐれ日記
・2023.04.22 東北大学、東京工業大学の生成系AI利用の留意事項
・2023.04.20 大阪大学 生成AI(Generative AI)の利用について
・2023.04.06 東京大学 生成系AI(ChatGPT, BingAI, Bard, Midjourney, Stable Diffusion等)について
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