日英デジタルパートナーシップ - デジタル・メディア・スポーツ省、総務省、経済産業省、デジタル庁 - (2022.12.07)
こんにちは、丸山満彦です。
英国のデジタル・メディア・スポーツ省と、日本の総務省、経済産業省、デジタル庁が、日英デジタルパートナーシップを立ち上げたと発表していますね。。。
「2019 年の日英共同声明、2020 年の包括的経済連携協定(CEPA)及び 2022 年5月4日のデジタル分野における協力を深化させるために日英関係省庁で発表した日英共同のコミットメントに示された、日英関係省庁の現存する深遠で歴史的なパートナーシップを基礎とする」もので、
「日英関係省庁が共同してその市民、企業及び経済のために具体的なデジタル政策の成果を提供するための戦略的枠組みとしての役割を果たす」とのことです。。。
ただ、このパートナーシップは、「法的拘束力のある義務を構成又は創設するものではなく、また、法的拘束力のある義務を構成又は創設することを意図したものではない」ということですね。。。(この手の取り交わしによくある話ですが。。。)
そして、初期重点分野として、次の4つの柱に取り組む。
- デジタルインフラ及び技術
- データ
- デジタル規制及び標準
- デジタルトランスフォーメーション
ということです。。。
1. デジタルインフラ及び技術 | ベンダ多様化 |
サイバーレジリエンスの向上 | |
半導体 | |
AI | |
2. データ | |
3. デジタル規制及び標準 | オンラインセーフティ |
デジタル市場 | |
デジタル技術標準 | |
インターネットガバナンス | |
4. デジタルトランスフォーメーション | デジタル政府の変⾰: |
デジタル技術の恩恵を社会の隅々まで⾏き届かせる | |
デジタル ID |
サイバー的な要素は、サイバーレジリエンスの向上の部分ですね。。。
サイバーレジリエンスの向上
i. セキュア・バイ・デザイン: IoT 製品のセキュリティ及びアプリのセキュリティ及びプライバシーの改善。これには、ISO 及びその他の関連する標準化団体における IoT セキュリティ基準及びガイドラインのための情報共有及び標準化活動を促進するための協力を含む。
ii. サイバーレジリエンスの強化。これには、民間部門のサイバーセキュリティを改善するためのインセンティブ及び規制に関するベストプラクティスの交換が含まれる。
iii. サイバースキルの構築及びサイバーのプロフェッショナル育成。
iv. 国民、企業及び地域社会を保護するためのコネクテッド・プレイス/スマートシティのサイバーレジリエンスを促進するための情報共有。
v. デジタル・サプライ・チェーンの強化:デジタル・サービス・プロバイダ(「システム・インテグレータ」)及びセキュアでないソフトウェアに関連するサイバーセキュリティ・リスクへの対処
vi. データセンター及びクラウドを含むデータ・インフラストラクチャのセキュリティ及び強靭性の確保
● U.K. Government - Business and industry - Media and communications - Communications and telecomms
・2022.12.07 UK-Japan Digital Partnership
● 総務省
・2022.12.07 日英デジタルパートナーシップの立ち上げ
【関連資料】
日英デジタルパートナーシップ(Japan-UK Digital Partnership)
(別添)【原文】/【仮訳】
【関係報道資料】
日英デジタル・グループ会合(第1回)の結果(令和4年10月7日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000141.html
日英デジタル・グループの立ち上げ (令和4年5月4日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000135.html
● 経済産業省
・2022.12.07 日英デジタルパートナーシップを立ち上げました
関連資料
関連リンク
● デジタル庁
・2022.12.07 日英デジタルパートナーシップを立ち上げました
関連資料
- 日英デジタルパートナーシップ(UK-Japan Digital Partnership)(原文)(PDF/360KB)
- 日英デジタルパートナーシップ(UK-Japan Digital Partnership)(仮訳)(PDF/563KB)
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