デジタル庁 Web3.0研究会報告書
こんにちは、丸山満彦です。
デジタル庁が開催していたWeb3.0研究会から「Web3.0 研究会報告書~Web3.0 の健全な発展に向けて~」が公表されていますね。。。委員の松尾先生が「闊達な議論の末、骨のある報告書になりました」とのことです...
● デジタル庁 - Web3.0研究会
・[PDF] Web3.0研究会報告書
1. 総論
(1). 検討の背景と基本的考え方
(2). 検討の方向性
(3). Web3.0 の未来像・目指すべき姿
(4). 未来像・目指すべき姿に向けた制度・規制面の課題
(5). イノベーション促進策
① 対話の場としてのプラットフォーム
② 「相談窓口」の設置と課題解消に向けた「関係府省庁連絡会議」の開催
③ Web3.0 に係る国際的な情報発信・コンセンサス形成への関与
④ 研究開発・技術開発の担い手の育成
(6). Web3.0 の健全な発展に向けた今後の取組
2. デジタル資産
(1). デジタル資産とそれをめぐる議論
(2). 本研究会における主な議論と対応の方向性
① デジタル資産を資金調達手段に用いることについての議論
② NFTの法的位置付けの整理
ア. NFTの基本的性質と決済手段としての活用可能性
イ. NFTが表章する権利に応じた整理
ウ. NFTに関する利用者の認識
③ NFTの取引をめぐる課題
④ クリエイターやコンテンツ保護の必要性
ア. NFTの信頼性確保
イ. NFT プラットフォームの規約の在り方
ウ. クリエイターに対する情報提供の重要性
⑤ セキュリティに関する議論
(3). Web3.0 の健全な発展に向けた基本的方向性
3. 分散型自律組織(DAO)
(1). DAO とそれをめぐる議論
(2). 本研究会における主な議論と対応の方向性
① DAO の位置付け
② DAO の設立目的とそれに応じた議論の優先順位付け
③ DAO に対する期待とその実現に向けた方向性
④ DAO をめぐる様々な課題と対応の在り方
⑤ DAO の法人化をめぐる議論
ア. DAO の法人化に関する諸外国の動向と日本における課題認識
イ. 日本における今後の議論の方向性
・[PDF] Web3.0研究会報告書の概要
気になってる点というのは、ネットワーク外部性のおかげでGAFAM等に集中しているところがよくないということで、分散(非集中)ということで議論がされることが多いように思うのですが、分散(非集中)というのは、経済的な効率性が高くないことも多く、また既存の類似の制度で代替できることも多いと思われ、いろいろな場面で、小さく利用されることはあるとは思いますが、経済の中心的な存在となることも、社会の不可欠な要素となることもないように感じますが、皆様はどうでしょうかね。。。
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