徳島県つるぎ町立半田病院 コンピュータウイルス感染事案有識者会議調査報告書
こんにちは、丸山満彦です。
ランサムウェアに感染し、データが暗号化され、その中で業務を継続しつつ、復旧に取り組んだ徳島県つるぎ町立半田病院 コンピュータウイルス感染事案有識者会議調査報告書が公表されていますね。。。
・2022.06.16 コンピュータウイルス感染事案有識者会議調査報告書について
対応の考え方についての説明
事件発生後、当院の職員は一丸となって早期復旧を目指しました。全容解明や情報漏えい有無の特定よりも、まずは病院としての機能を一日も早く取り戻すために、患者さんのデータをいかに復元させるか、端末を利用できる状況にどのように戻すかに焦点を当てインシデント対応を行っていきました。
公開に至った理由...
有識者の方々からは、電子カルテシステムは閉域網で使用するものではなく、外部とつながって使用される状況であり、また、インターネットと接続させることでシステムをアップデートできることから、より強固なセキュリティの構築に取り組まなければいけないことを教えていただきました。この報告書には、我々の対応不足な点もたくさん指摘されていますが、広く日本の電子カルテシステムにおける問題も提起されています。本来なら、今後当院が電子カルテシステムをどのようにするのかの具体的な対策も提示して、皆様にご報告するべきだったと思いますが、まずはこれらを世に出して、全国の病院や事業所のセキュリティ強化に貢献できればと考え公開するものです。
[PDF] ウェブ文面
有識者会議調査報告書
- [PDF] コンピュータウイルス感染事案有識者会議調査報告書
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