IPA 組織における内部不正防止ガイドライン 第5版
こんちは、丸山満彦です。
IPAが組織における内部不正防止ガイドライン 第5版を公表していますね。。。
2013年に第1版を公表して以来、2017年に第4版の改訂を行い、この度、第5版への改訂が行われたという経緯です。
第5版では
- コロナ禍を契機としたテレワークの普及・進展等による新しい働き方への移行、
- 雇用・人材の流動化の加速、
- 個人情報保護法や不正競争防止法等の改正・産業競争力強化法の施行などの最近の社会環境・動向の変化
- セキュリティ関連技術の変遷
に則した改訂を行ったとのことです。
そして、改訂の骨子は、
- (1)内部不正による情報漏えいが事業経営に及ぼすリスクについて経営者に向けたメッセージを強化
- (2)テレワーク等の広がりによる、組織外での秘密情報の取扱増加に伴うリスクを低減する対策を追記
- (3)雇用の流動化による退職者増加がもたらすリスクを低減する人的管理の対策を追記
- (4)セキュリティ技術の急速な進展とそれらを適用する時の個人情報に配慮した運用の在り方を追記
- (5)重要な法改正に伴う必要な対策の増補・強化
とのことです。。。
「組織における内部不正防止ガイドライン」第5版の改訂箇所
● IPA
・2022.04.06 組織における内部不正防止ガイドライン
・[PDF] 組織における内部不正防止ガイドライン(日本語版) 第5版ガイドライン
・[PDF] 第5版概要説明資料
・[XLSX] 内部不正チェックシート(日本語版) 5.0版
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