JPCERT/CC blog 最近の”サイバー攻撃の動向”に関する情報発信について思うこと
こんにちは、丸山満彦です。
JPCERT/CCのブログに佐々木さんが、「最近の”サイバー攻撃の動向”に関する情報発信について思うこと」を載せていますね。。。
● JPCERT/CC - blog
・2022.04.05 最近の”サイバー攻撃の動向”に関する情報発信について思うこと
「攻撃の「増減」は立場によって見え方が異なる」
同じ事象を見てもどう判断するかという問題もありますよね。。。いわゆる「コップに半分入った水」の問題です。。。「半分も残っている」と考えるか「半分しか残っていない」と考えるか?
また、そもそも同じ事象を見ているしても全部を観れているわけではないので、正確な全体像はわからないですよね。。。という問題もありますよね。。。
同じものを見ても、ある人は三角といい、ある人は四角といい、ある人は丸という、例の図形ですよね。。。
「攻撃活動が変化する背景は複雑」
これは、そもそも特定の事象から全体を推定しようとしても、サンプルが母集団を代表しているかどうかわからないという問題(例えば、偏った事象を見ている。サンプル数があまりにも少なすぎるなど)という話もありますよね。。。
また、相関関係が分かったとしても、必ずしも因果関係はわからないという問題ですよね。。。
まぁ、できるかぎり全体像を解ろうとするために、
多くの情報、幅広い情報、その情報についての適切な分析が必要ですが、
一つの組織で実施するのは難しいので、収集した情報の共有も必要となるでしょうし、分析のための幅広い視野(地政学のような背景や、時間軸も含めて)、などが必要となりますよね。。。
全員が同じレベルの理解が必要ではないのですが、社会的に大きな影響力を持つ人が理解するためには、それなりに正しい理解が求められますよね。。。
「「正しく恐れる」こと」は重要ですよね。。。
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