経済産業省 協調的なデータ利活用に向けたデータマネジメント・フレームワーク (2022.04.08)
こんにちは、丸山満彦です。
経済産業省が、「協調的なデータ利活用に向けたデータマネジメント・フレームワーク」を公表していますね。。。
このフレームワークでは、
- データマネジメント=「データの属性が場におけるイベントにより変化する過程を、ライフサイクルを踏まえて管理すること」と定義
-
イベント = ライフサイクル(生成・取得、加工・利用、移転・提供、保管、廃棄)
-
場 = 各国・地域等の法令、組織の内部規則、組織間の契約等
-
属性 = カテゴリ、開示範囲、利用目的、データ管理主体、データ権利者等
-
それぞれに影響しあう関係にある3つの要素から構成されるモデルとして整理している。
3つの要素によってデータの状態が可視化
↓
ステークホルダーの間で認識を共有しやすくなる
↓
ステークホルダー全体での適切なデータマネジメントの実施につながる
ことを期待しているとのこと。。。
● 経済産業省
・2022.04.08 協調的なデータ利活用に向けたデータマネジメント・フレームワークを策定しました
Ver 1.0
・[PDF] 協調的なデータ利活用に向けたデータマネジメント・フレームワーク ~データによる価値創造の信頼性確保に向けた新たなアプローチ Ver1.0
目次...
1.新たなデータマネジメントの在り方
1-1 CPSF における第 3 層(サイバー空間におけるつながり)
1-1-1 CPSF 概論
1-1-2 第 3 層の位置づけ
1-2 データの信頼性確保:データマネジメントの考え方の確立
1-3 本フレームワークの目的
1-4 本フレームワークの想定読者
2.本フレームワークにおけるデータマネジメントのモデル
2-1 概要編
2-1-1 データマネジメントのモデル化の概要
2-1-2 リスク分析手順
2-2 詳細編
2-2-1 モデル化(「イベント」)
2-2-2 モデル化(「場」)
2-2-3 モデル化(「属性」)
3.活用方法
3-1 サプライチェーンを構成するステークホルダー間での活用
3-2 ルール間のギャップの分析
添付 A ユースケース
A-1 POS データの分析
A-2 高齢者生活支援事業の提供
A-3 IaaS、PaaS、SaaS 等を利用してサービスを提供する例
A-4 国内で提供される IT サービスに関して、海外で開発や運用等を実施する例
添付 B イベントごとのリスクの洗い出しのイメージ
B-1 イベントごとの典型的なリスクの記載方法等
B-2 イベントごとのリスクの洗い出しのイメージ
概要
・[PDF] 協調的なデータ利活用に向けたデータマネジメント・フレームワーク ~データによる価値創造の信頼性確保に向けた新たなアプローチの概要
参考
・[PDF] パブリックコメントの結果(第1回、フレームワーク本文)
・[PDF] パブリックコメントの結果(第2回、フレームワーク本文修正、ユースケース等)
・産業サイバーセキュリティ研究会WG1(制度・技術・標準化)
・「第3層:サイバー空間におけるつながり」の信頼性確保に向けたセキュリティ対策検討タスクフォース
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