企業会計基準委員会 意見募集 暗号資産(資金決済法、金商法)の発行及び保有についての論点整理と投資性ICOの会計処理・開示についての取り扱い
こんにちは、丸山満彦です。
企業会計基準委員会が、暗号資産(資金決済法、金商法)の発行及び保有についての論点整理として「資金決済法上の暗号資産又は金融商品取引法上の電子記録移転権利に該当するICOトークンの発行及び保有に係る会計処理に関する論点の整理」を、また、投資性ICOの会計処理・開示についての取り扱いについて実務対応報告公開草案第63号「電子記録移転有価証券表示権利等の発行及び保有の会計処理及び開示に関する取扱い(案)」を公開し、意見募集をしていまたね。。。
暗号資産の不幸は、実力以上に期待されてしまったからかも知れませんね。。。
顧客保護、投資家保護、犯罪収益の移転の防止等について落ち着いて考えれば、現在の規制の枠組みに収めることになるはずなので、暗号資産に関する技術(例えば、ブロックチェーン)自体が既存の概念を打ち破るほどの破壊的な価値を生むことはないのに、世の中が少し煽りすぎたのかも知れませんね。。。
適正な評価がされていればもう少し普及したかも、、、と思わなくもないです。。。これからに期待しましょう。。。
今回公表されている内容については、真っ当な感じはしますね。。。
● 企業会計基準委員会
・2022.03.15 「資金決済法上の暗号資産又は金融商品取引法上の電子記録移転権利に該当するICOトークンの発行及び保有に係る会計処理に関する論点の整理」の公表
・[PDF] コメントの募集及び本論点整理の概要
・[PDF] 資金決済法上の暗号資産又は金融商品取引法上の電子記録移転権利に該当するICOトークンの発行及び保有に係る会計処理に関する論点の整理
・2022.03.15 実務対応報告公開草案第63号 「電子記録移転有価証券表示権利等の発行及び保有の会計処理及び開示に関する取扱い(案)」の公表
・[PDF] コメントの募集及び本公開草案の概要
・[PDF] 実務対応報告公開草案第63号「電子記録移転有価証券表示権利等の発行及び保有の会計処理及び開示に関する取扱い(案)」
法改正についての説明は、次の記事が参考になるかもです。。。
・2020.06.18 〔立案担当者が解説〕セキュリティトークン・STOの法律実務 第1回 2020年5月1日施行 改正金商法上のセキュリティトークンとは
・2020.07.21 〔立案担当者が解説〕セキュリティトークン・STOの法律実務 第2回 2020年5月1日施行 改正金商法上のセキュリティトークンとは(続)
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