« FIRST ロシアとベラルーシを拠点とする会員組織を一時的に停止 (2022.03.25) | Main | 米国 司法省 重要インフラを標的とした2つのハッキングキャンペーンでロシア政府職員4人を起訴 (2022.03.24) »

2022.03.29

IPA 2021年度情報セキュリティの倫理に対する意識調査、2021年度情報セキュリティの脅威に対する意識調査

こんにちは、丸山満彦です。

IPAが、2021年度情報セキュリティの倫理に対する意識調査、2021年度情報セキュリティの脅威に対する意識調査の報告書が公開されていました。。。

両方の調査とも13-19歳のかたが約8%が含まれていますね。。。70歳以上の方も。。。

IPA

・2022.03.28 「2021年度情報セキュリティに対する意識調査【倫理編】【脅威編】」報告書


調査結果のポイント

(1) パスワードのセキュリティ対策「できるだけ長いパスワード」「使いまわしをしない」「初期パスワードの変更」のうち、実施率が最も低いのは「使いまわしをしない」で、使いまわす人の割合は4-5割。(脅威調査2021_概要資料.pdf P23)

(2) 「プライベートな情報を書き込む」「金銭をやりとりする」など使途の異なるアカウントにおけるパスワード管理方法に差は見られず、ツールなどを使わず「自分で記憶」「紙などにメモ」が2トップ(同 P25、26)

(3) 脆弱性対策において、IoT機器の対策はパソコン関連の対策よりも実施率が低く、やり方がわからないという割合が高い(同 P27)

(4) SNS等で知り合った人と1対1で合ったことがない人の割合は平均で7割弱いる一方で、「6回以上会ったことがある」人の割合は約1割(倫理調査2021_概要資料.pdf P27)

(5) SNS等で会った結果「金銭トラブル」「身の危険を感じた」と回答した割合は10代が他世代より顕著に高い(同 P31)

(6) セキュリティ教育の受講経験は10代の割合が最も高く、次いで20代。年齢が上がるにつれ低下する(脅威調査2021_概要資料.pdf P12 、倫理調査2021_概要資料.pdf P11)


 ということのようです。。。

年代別のデータは興味深いですね。。。

報告書というよりも、データ集のようなものなので、できたらエクセルでもデータを提供していただければ、利用者側でも柔軟な分析ができるのになぁ。。。と思ったり。。。

 

 

 「2021年度情報セキュリティの倫理に対する意識調査」報告書

(1) 調査方法:ウェブアンケート
(2) 調査対象:13歳以上のSNS等における投稿経験者
(3) 調査期間:2021年12月14日~2022年1月4日
(4) サンプル数:5,000人
20220329-140534

・[PDF] 2021倫理調査

・[PDF] 2021職業軸_倫理調査

・[PDF] 2021性年代軸_倫理調査

 

 

「2021年度情報セキュリティの脅威に対する意識調査」報告書

(1) 調査方法:ウェブアンケート
(2) 調査対象:13歳以上のパソコンあるいはスマートフォンを使ったインターネット利用者
(3) 調査期間:2021年12月14日~2022年1月4日
(4) サンプル数:パソコン利用者、スマートフォン利用者各5,000人 計10,000人

|

« FIRST ロシアとベラルーシを拠点とする会員組織を一時的に停止 (2022.03.25) | Main | 米国 司法省 重要インフラを標的とした2つのハッキングキャンペーンでロシア政府職員4人を起訴 (2022.03.24) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« FIRST ロシアとベラルーシを拠点とする会員組織を一時的に停止 (2022.03.25) | Main | 米国 司法省 重要インフラを標的とした2つのハッキングキャンペーンでロシア政府職員4人を起訴 (2022.03.24) »