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2022.02.10

公正取引委員会 官公庁における情報システム調達に関する実態調査について

こんにちは、丸山満彦です。

構成取引委員会が、「官公庁における情報システム調達に関する実態調査について」という報告書を公開していますね。。。

公正取引員会

・2022.02.08 官公庁における情報システム調達に関する実態調査について

 


1 調査の趣旨

 現在,新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響等により,行政のデジタル化の推進が喫緊の課題となっているところ,政府は,国民の利便性の向上等に資するデジタル社会の実現に向け,デジタル庁を発足させるなどその実現に向けた改革に取り組んでいる。
 公正取引委員会は,こうした政府全体の取組を踏まえつつ,競争政策の観点から,今後の情報システム調達について,ベンダーロックイン(注)が回避されることなどにより,多様なシステムベンダーが参入しやすい環境を整備することが重要であるとの認識の下,国の機関及び地方公共団体における情報システム調達の実態を把握するための調査を実施した。

(注) 「ベンダーロックイン」とは,ソフトウェアの機能改修やバージョンアップ,ハードウェアのメンテナンス等,情報システムを使い続けるために必要な作業を,それを導入した事業者以外が実施することができないために,特定のシステムベンダーを利用し続けなくてはならない状態のことをいう。


ベンダーロックインの防止について、本気で考えるのであれば、官公庁の組織制度と人事制度を見直さないといけないかもですね。。。

政府については、デジタル庁ができたので、組織制度については改善できるかもしれません。まぁ、もう少し様子をみないといけないと思いますが、、、人事制度についてはこれからでしょうかね。。。

自治体はどうなんでしょうかね。。。

まぁ、民間もいろいろとあるでしょうね。。。突然CIOが退任したり、責任者がかわると開発ベンダーに訴訟をしたり、、、

で、この報告書の最後のほうに


有識者からは,病院の情報システムについて,電子カルテのデータの標準化やその改修に際しての問題点など,病院とベンダーに係る取引についても指摘があった。


って、さらって書いていますね。。。

 

・[PDF] 報告書本体


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