SEC 気候変動に関する開示のあり方についての意見募集 at 2021.03.15
こんにちは、丸山満彦です。
米国証券取引委員会 (SEC) が、気候変動に関する開示のあり方についての意見募集をしていますね。。。
● U.S. Securities and Exchange Commission: SEC
・2021.03.15 Public Input Welcomed on Climate Change Disclosures
SECは2010年に、既存の開示要件が気候変動問題にどのように適用されるかについてガイダンスを提供する解釈リリース ([PDF] Commission Guidance Regarding Disclosure Related to Climate Change, Release No. 33-9106 ) を発行していますが、任意基準であったことと、他に同様の基準がいくつか発行され整合性が取れていないことから、発行者にとっても利用者にとっても良い状況ではないということで、統合的な基準を作るべきかどうかについての意見募集をするということなのでしょうね。。。
質問事項として15項目があげられています。。。
例えば、
- 開示は年次報告書に組み込むべきか、別に提供すべきか
- 定量的な開示項目としてはどのようなものを含むべきか
- 金融、エネルギー業界等、業種別の基準を作ることの長所と短所は
- 既存の基準を利用すべきか、新しい基準を作るとしたら参考にすべき基準は何か
- 世界中の企業に適用可能な単一のグローバル標準セットを開発することの長所と短所は
- 開示を監査または別の形式の保証の対象にすることの長所と短所は
- 気候変動について「遵守または説明」フレームワークを採用するとすればその長所と短所は
など。。。
● JETRO
・2021.03.18 米SEC、企業の環境・社会・ガバナンス開示基準見直へ意見募集を開始
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