FBIがスマートデバイスを利用したスワット攻撃 (Swatting Attacks) についての警告を出していますね。
こんにちは、丸山満彦です。
FBIがカメラや音声対応のスマートデバイスを利用したスワット攻撃についての警告を出していますね。
● Internet Crime Compliant Center (IC3)
・2020.12.29 Recent Swatting Attacks Targeting Residents With Camera and Voice-Capable Smart Devices
攻撃者は標的にしたスマートデバイス(ビデオ、オーディオが使用可能な家庭用監視装置など)を使用して、スワッティング攻撃をしているようですね。
攻撃者は、スマートデバイスにアクセスするために、メールパスワードを再利用しているユーザに対して、盗んだメールパスワードを使ってスマートデバイスにログインし、ライブストリームカメラやスピーカーなどの機能を乗っ取り、緊急サービスに電話して、乗っ取ったユーザの自宅で犯罪が起こったと報告する。その報告により、法執行機関が住宅に駆けつける。すると、攻撃者はライブストリームの映像を見て、カメラやスピーカーを通して対応する警察とやりとりし、場合によっては、犯罪者は、共有されたオンライン・コミュニティ・プラットフォーム上で事件の様子をライブストリームすることもある。。。愉快犯的なことですが、捜査機関等のリソースをさかれることにより、本当の犯罪等への対応が遅れる可能性もあり、看過できない話ですね。。。
パスワードの使い回しをやめたり、二要素認証を採用する等、スマートデバイス等のパスワードが推測されて乗っ取られないようにすることが重要ということですね。。。二要素認証は異なるメールアドレスで行うのではなく、携帯電話の番号を利用することを勧めていますね。
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