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2020.11.16

ロシアと北朝鮮のハッカーがCOVID 19のワク​​チン研究者からデータを盗もうとしている by Microsoft

こんにちは、丸山満彦です。

ロシアと北朝鮮と思われる攻撃者がCOVID 19のワクチン研究者等のデータを盗もうとしている行動をマイクロソフトが検出しているようですね。

具体的には、カナダ、フランス、インド、韓国、米国の大手製薬会社やワクチン研究者が含むCOVID 19関連の研究組織等に対して、Strontium(ロシア)、 Zinc、Cerium(北朝鮮)の攻撃者が侵入を試みていたのを、マイクロソフトが発見し阻止したということのようで、マイクロソフトが関与していない組織であっても、COVID 19関連の研究関連組織のメンバーは気をつけるようにということだと思います。

Strontium (Fancy Bear [wikipedia]) は、ログイン認証情報を盗むためにpassword spray と brute force login attempt を使ってきたとしています。Zinc (Lazarus_Group[wikipedia], HIDDEN COBRA [CISA]) は資格情報を盗むために採用担当者を装って仕事内容を捏造したメッセージを送信する等、スピアフィッシングを使ったとしていますね。Ceriumは世界保健機関(WHO)の代表者を装ったスピアフィッシングのメールを送ったようです。

どの国の誰が問題ということよりも、このような攻撃について直接の関係者は当然として、サイバーセキュリティに関わる関係者は、対応すべきだということだろうと思います。


● Microsoft blog

・2020.11.13 Cyberattacks targeting health care must stop by Tom Burt 

 

 

 

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