スウェーデンデータ保護局 公共交通機関のビデオ監視についてのガイドライン
こんにちは、丸山満彦です。
スウェーデンのデータ保護局が公共交通機関のビデオ監視についてのガイドラインを公表していますね。
・Kamerabevakning i kollektivtrafiken
詳しくはないのですが、2020年8月1日以降、公共交通機関の事業者は例外事項に当てはまればカメラ監視の許可を申請する必要がなくなったようですね。。。
ただ、この例外事項は、監視が犯罪防止の目的で行われる場合、または公序良俗、安全または事故の妨害を防止または検出する場合にのみ適用されるようですね。そこで、ガイドラインを作成することになったのだろうと思います。
重要なポイントは
- 監視の必要性が、公共交通機関で監視される個人の監視に伴うプライバシーへの影響を上回る必要がある。
- 長時間過ごすであろ公共交通機関のいくつかの場所(待合室や平均旅行時間が長いバス路線など)では、監視が合法であるには説得力のある理由が必要である。
- 監視していることについてわかりやすい標識等で監視、責任者、連絡手段について通知する必要がある。
- 監視カメラのビデオは保存が可能だが、音声の録音は許可されていない。
- 記録されたデータは保護されなければならない。
■ 報道等
● Fox Rothschild LLP
・2020.08.11 Sweden: Privacy Guidance for Video Surveillance on Public Transit by
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