米国医師会が遠隔医療のための導入参考書(Play book)を策定してますね。
こんにちは、丸山満彦です。
米国医師会がCOVID-19の拡大を踏まえて遠隔医療のための導入参考書(正式にはPlay bookとなっていて、情報提供目的です)を公表していますね。。。
米国医師会の調査によれば、2016年から2019年にかけて、遠隔医療(Telehealth : Tele-visits /virtual visits)の活用が14%から28%に増えたとされています。まぁ、国土が広く、人が分散して居住していることもあり、遠隔医療は重要なのでしょうね。。。
で、今回のCOVID-19のPandemicでNYや空母での医療崩壊がありますので、物理的な対応が必要でない部分は遠隔医療を活用することにより、リソースの最適配分をするということなのでしょうね。。。
このガイドは、
- 計画フェーズ
- 実装フェーズ
の2つに分かれていて、それぞれお6つのステップ、つまり合計12のステップに分けて説明しています。
計画フェーズは、
- ニーズの特定
- チームの形成
- 成功の定義
- ベンダーの評価
- ケースの作成
- 契約
実装フェーズは、
- ワークフローの設計
- ケアチームの準備
- 患者とのパートナーシップ
- プログラムの実行
- 成功の評価
- プログラムの拡張
となっていますね。
もちろん、セキュリティも計画、実装に当たっての重要な要素となっています。。。
例えば、ベンダーの評価の部分には、サイバーセキュリティ対策もポイントとなっていて、Appendix D.3にCybersecurityの項目がありますね。
APPENDIX D / EVALUATING THE VENDOR
D.3: Cybersecurity 101: What You Need to Know
こういうところに、SOC2と言う単語が普通に出てくるところが米国ですね。。。
● American Medical Association (AMA)
・2020.04.06 AMA expands Digital Health Playbook Series to integrate telemedicine
・[PDF] Telehealth Implementation Playbook (128pages)
なお、digital health careの調査については、
・2020.02 AMA digital health care 2016 & 2019 study findings
・[PDF] AMA Digital Health Research Physicians’ motivations and requirements for adopting digital health
Adoption and attitudinal shifts from 2016 to 2019 (37pages)
・2020.02.06 Why physicians’ use of digital health is on the rise
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Table of Contents
PART 1 / WARMUP
Introduction to the Digital Health Implementation Playbook
Introduction to Digital Health Solutions
What is Telehealth?
Telehealth in Practice
Continuity of Care
Licensure
Reimbursement
The Path to Implementation
PART 2 / PRE-GAME
Step 1 / Identifying a Need
Step 2 / Forming the Team
Step 3 / Defining Success
Step 4 / Evaluating the Vendor
Step 5 / Making the Case
Step 6 / Contracting
PART 3 / GAME TIME – TELEHEALTH
Step 7 / Designing the Workflow
Step 8 / Preparing the Care Team
Step 9 / Partnering with the Patient
Step 10 / Implementing
Step 11 / Evaluating Success
Step 12 / Scaling
PART 4 / POST-GAME – RESOURCES
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