日本IBM労組はAIを利用した人事評価・賃金決定について団体交渉に応じないのは不当な団交拒否に当たるとして、東京都労働委員会に救済を申し立てた。
こんにちは、丸山満彦です。
表題の通りなんですが、、、問題は、AIの利用そのものというよりも、人事評価の要素をAIがどのように判断するのかの説明を求めたが、開示する前提にないとして団体交渉を拒否したことから、申し立てに至ったということのようですね。。。
● 弁護士ドットコム
・2020.04.03「まさにブラックボックス」AIによる人事評価 情報開示求め、日本IBM労組が申し立て
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組合は繰り返し、団体交渉を通じて、AIの学習データや、AIが評価者である上司に向けて表示するアウトプットの開示を求めたほか、日本IBMが人事評価の要素として就業規則に定める「職務内容」「執務態度」などをAIがどのように判断するか説明を求めてきた。
その求めに対して、同社はAIが上司に示す情報は社員に開示することを前提としていないなどと主張し、団体交渉を拒否した。
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人間の評価もブラックボックスであるような。。。ただ、ブラックボックスではないかのようにそれなりの説明はするので、AIのワトソンさんだけで決めたのではなく、ワトソンさんのコメントも含めて上司が評価をしているのであれば、その上司が説明をすれば良いようにも思ったりします。。。
人事評価というのは、評価者と被評価者が事前に評価の仕方について了解をとっていないと揉めることが多いようにも思いますので、それらを含めて全体的に考えることが重要なような気もしますが、特徴的な話ということで取り上げました。。。
【参考】
・2020.03.07 G-13: 人はロボットの選好を読めるか
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...人はロボットの選好を推定することが可能であることが分かった.
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