欧州データ保護委員会が、COVID-19に関連してデータ保護、追跡・測位ツールの使用に関するガイダンスを作成することに
こんにちは、丸山満彦です。
欧州データ保護委員会(European Data Protection Board (EDPB)
)がCOVID-19に関連してデータ保護、追跡・測位ツールの使用に関するガイダンスを作成することになったようですね。。。
● European Data Protection Board (EDPB)
・2020.04.07 Twentieth Plenary Session: adopted documents
第20回本会議の採択文書は2つで、
- COVID-19発生下における研究目的の健康データの処理に関する義務
- COVID-19発生下における地理位置情報とその他の追跡ツールについての義務
それぞれの文章は
[PDF] Mandate on geolocation and other tracing tools in the context of the COVID-19 outbreak
COVID-19発生下における地理位置情報とその他の追跡ツールについての義務
COVID-19の発生下におけるデータ保護に関する問題、および追跡・測位ツールの使用に関するガイダンスが優先事項として特定された。作成に当たっては、次の事項を考慮することになっている。
- 集約・匿名化された位置情報データの使用、及び 集約及び匿名化技術の有効性。
- 位置情報データの収集やデータ対象者間のやりとりを追跡するために利用可能な様々な手段への適法性、必要性、正確性を含む比例性、データの最小化の原則の適用。
- ウイルスの拡散を抑制するためのアプリの使用とアプリによる個人データの収集に関する一般的な法的な分析。
- 位置情報やその他の追跡ツールの使用に関連して、データ保持を含むデータ保護原則の尊重を確実にするために必要なセーフガード。
- 接触追跡アプリケーションのための推奨事項または機能要件の特定。
- 緊急事態に対処するために厳密に必要なものに限定して、事前に定義された時間枠内での措置の必要性。
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