« ISACA COBIT 5 まもなく(^^) | Main | あなた自身がキャッシュカードです(^^) »

2012.04.13

内閣官房(NISC)は何をやっているのか<=FACTA

 こんにちは、丸山満彦です。内閣官房の情報セキュリティセンター(NISC)に対する記事が出ていますね。。。NISCに関する批判が多いですが、的を得ている部分もあるし、そうでない部分もあると思いますが、改善すべきところは改善すべきですかね。。。

 
■FACTA
・2012.04 ノー天気な藤村長官の「サイバーテロ対策」 「官民連携」の対策会議の場で縄張り争いを続ける関係省庁。内閣官房(NISC)は何をやっているのか。

=====
警察庁は技術部門スタッフ約140人を動員した「サイバーフォースセンター」を設け、都道府県警察や海外の治安情報機関と情報交換している。さらに防衛や先端技術の関連企業約4千社と連携した「サイバーインテリジェンス情報共有ネットワーク」を昨年8月に発足させた。

これに対抗し、すかさず経産省は10月に、三菱重工業、日立製作所、東芝など重要インフラ関連のメーカーを中心にサイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)を構築した。

総務省は昨年11月に立ち上げた「テレコムアイザック官民協議会」と称する官民連携の強化をアピールし、災害に強い電子自治体の研究や、サイバー攻撃の観測情報を収集する「nicter」という観測網の公開を目玉に掲げる。
=====

=====
防衛省は、陸海空3自衛隊による現行の「指揮通信システム隊」を大幅に増強したサイバー空間防衛隊を発足させる方針だ。すでに10年からサイバー部隊を運用している米軍に倣う考えだが、精鋭の米軍に比べれば頼りない「お子様部隊」だろう。

さらに防衛省は、防衛関係企業約140社のトップを集め、企業のセキュリティや官民連携に関して要請したとも強調する。産業政策を仕切る立場の経産省を逆なでする動きだった。
=====

 縦割りとヒエラルキーは組織作りの基本中の基本ですが、それが生む弊害をどのように取り除くか?ということが重要なんですよね。。。どの組織でも。。。
 内閣官房には各省庁の調整機能が基本的にあるわけですが、縦割りの弊害を取り除くひとつの方策です。。。でも、人事制度とか運用にはまだまだ課題があるんですよね。。。これはそう簡単な問題ではないです。あっちを改善すれば、こっちの弊害がでる。。。とか。。。

 あっ、言い訳ではないです(^^)

|

« ISACA COBIT 5 まもなく(^^) | Main | あなた自身がキャッシュカードです(^^) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 内閣官房(NISC)は何をやっているのか<=FACTA:

« ISACA COBIT 5 まもなく(^^) | Main | あなた自身がキャッシュカードです(^^) »