« NIST SP800-137 Information Security Continuous Monitoring (ISCM) for Federal Information Systems and Organizations | Main | 備忘録 Computerworld UK Cloud computing and EU data protection law »

2011.10.05

IPA 『標的型攻撃メールの分析』に関するレポート ~だましのテクニックの事例4件の紹介と標的型攻撃メールの分析・対策~

 こんにちは、丸山満彦です。IPAが「『標的型攻撃メールの分析』に関するレポート ~だましのテクニックの事例4件の紹介と標的型攻撃メールの分析・対策~」を公表していますね。。。
=====
近年増加傾向にある、情報窃取を目的として特定の組織や個人に送られる「標的型攻撃メール」について、メール受信者をだますテクニックとIPAに届けられた標的型攻撃メールの分析結果を紹介するとともに、標的型攻撃の被害に遭わないための対策をまとめ、技術レポート(IPA テクニカルウォッチ 第4回)として公開しました。
=====
ということのようです。。。

4つの事例は、
(1) ウェブ等で公表されている情報を加工して、メール本文や添付ファイルを作成
(2) 組織内の業務連絡メールを加工して、メール本文や添付ファイルを作成
(3) 添付ファイルをつけずに、不正なサイトへのリンクをメール本文に記載
(4) 日常会話的なメールを数回繰り返して、メール受信者の警戒心を和らげた

 
■IPA

・2011.10.03 『標的型攻撃メールの分析』に関するレポート ~だましのテクニックの事例4件の紹介と標的型攻撃メールの分析・対策~


『標的型攻撃メールの分析』に関するレポート

テクニカルウォッチ概要全文
別紙

対策内容は、
=====
6.1. 運用管理面での対策
(1) 従業員の情報リテラシーの向上
(2) 標的型攻撃メールに関する情報集約と情報共有の体制整備
(3) 心あたりのないメールを受け取った場合の対応
(4) 不審なメールの添付ファイルを開く場合の対応

6.2. 技術面での対策
(1) ウイルス対策ソフトの適切な運用
(2) オペレーティングシステムやアプリケーションの既知の脆弱性の速やかな修正
(3) 添付ファイルのファイル識別子の確認
(4) メールヘッダの確認
=====

のようですね。。。


・2011.09.29 標的型攻撃メールによるサイバー攻撃に関する注意喚起

・2011.09.29 「東日本大震災に乗じた標的型攻撃メールによるサイバー攻撃の分析・調査報告書」の公開

・2011.09.20 組織の重要情報の窃取を目的としたサイバー攻撃に関する注意喚起

ちなみにJPCERT/CCは2007年(2008年改定)に標的型攻撃のレポートを公表しています。。。

・2008.09.17 改定 標的型攻撃についての調査

|

« NIST SP800-137 Information Security Continuous Monitoring (ISCM) for Federal Information Systems and Organizations | Main | 備忘録 Computerworld UK Cloud computing and EU data protection law »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference IPA 『標的型攻撃メールの分析』に関するレポート ~だましのテクニックの事例4件の紹介と標的型攻撃メールの分析・対策~:

« NIST SP800-137 Information Security Continuous Monitoring (ISCM) for Federal Information Systems and Organizations | Main | 備忘録 Computerworld UK Cloud computing and EU data protection law »