急げ! 被災者DB整備と被災者証明書の発行
こんにちは、丸山満彦です。Twitterではちょっと前から話題になっていたが、被災者証明書と被災者DBを整備しなければ、今後の国、自治体等の様々な被災者補助業務がうまくいかない可能性が高くなります。特に、被災者証明書は、被災している人たちが地理的に分散してしまう前の今の段階で登録できるようにしておかないといけません。。。今なら、登録を受け付けるほうも被災していることを明らかに把握できる状況だからです。。。(もちろん、100%完璧なものは無理でしょうが、ある程度信頼性がおける状況になっていなければなりません。。。)
このあたりの詳細は、崎村さんのブログにまとめられているので参考に。。。
■.Nat Zone
・2010.03.19 被災者DB整備と被災者証明書の発行を!
Comments
丸山 様
夏井です。
私のブログでは健康保険証と住民税の関係でどうなるのかという話題提供をしました。同じ問題だと思います。
緊急時対応ということで,転居届等の手続などが一切なく,いわば一時的な旅行者という扱いで被災者の避難が行われています。
本当に一時的な避難であれば,そんなに問題はないと思います。
しかし,町の機能それ自体が全滅してしまった地域(戸籍や住民票等が消滅した地域)や,町全体がまるごと他所へ避難してしまった地域では,問題は深刻です。
いつも述べていることですが,日本の本人確認制度は,戸籍で与えられる属性情報(誰かが誰かの出生を届け出たということを戸籍係員が認証したという事実を記載した符号)を基本IDとみなし,その基本IDの上に多重に様々な属性情報を積み重ねて構築されています。ですから,本当は,IDはどこにも存在しないんです。生まれでた赤子にIDなどあるはずがないのいで,当然のことではありますが・・・
さて,被災者DBですが,本人確認を要するとなると,結局,上記のように戸籍や住民票が喪失した地域及びその関連の行政事務を遂行することができない地域では,実行不可能となります。
したがって,本人確認を求めない被災者DBの構築を考える必要があります。あくまでも自主申告者のリストとして構築すればよいでしょう。
Posted by: 夏井高人 | 2011.03.21 06:32
夏井先生、コメントありがとうございます。
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あくまでも自主申告者のリストとして構築すればよいでしょう。
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と、思います。
どさくさにまぎれてすぐに悪いことをする人がでてきますので、なるべく早く作ってしまわないと。。。(もちろん、100%防ぐことはできないのですが。。。)
Posted by: 丸山満彦 | 2011.03.24 07:13