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2011.03.17

「正しい危機感を持つことが重要です。」 by 藤林徹(元東芝原子炉設計部長)

 こんにちは、丸山満彦です。 元東芝原子炉設計部長の藤林徹さんのコメントはひとつの判断材料となるでしょう。。。

 
■report-fujibayashi
・2011.03.17 福島原発に関する見解(元東芝原子炉設計部長)

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・・・今一番必要なのは、正しい危機感をもつことです。情報の発信元とその根拠を探って、正しい認識をもってください。
 まず、権威のある情報であっても、二つの方向があることを承知してください。
 一つは、現在と将来を悪い方向に評価した情報です。これは、何が起こっても対処できるように、安全サイドに評価した結果ですから、けっして悪いものではありませんが、安全サイドの度が過ぎる情報をそのまま信じて恐慌状態になります。
もう一つは、現在と将来を良い方向に評価した情報です。これは、人々が心の安堵を保てるように、現状以上に悪くならないことを前提とした評価結果ですから、それはそれなりに正しい情報ですが、それだけを信じると楽観的な態度に結びつく危険があります。
 この二つの方向に基づく情報を、自分で正しく判断して、正しい危機感を持つことが重要です。正しい判断をするには、正しい技術的な根拠を理解しておくことが重要です。何も起こらなければ、そのような難しい理論や因果関係を理解する必要はありませんが、福島原発の今の状況は、そのような理解が必要は段階です。わかり難くても、根拠を示すような新聞記事は是非注意して読んでください。
・・・
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Comments

「正当に怖がることはむつかしい」by 寺田寅彦
ですね。

Posted by: いかちょー | 2011.03.18 00:15

 いかちょーさん、コメントありがとうございます。極端と極端を考えて、どのあたりにするのかを考えるのは、日ごろの訓練の積み重ねだと思います。
 その結果は、ひとつではないので、人によって異なると思いますね。。。最後は自分を信じる、それができるかどうかだと思うんですけどね。。。
 指導者・責任者の立場になれば、人に指示をしなければならない。つまり、自分の判断が人の生命を決めることにもなる。この覚悟は大変なものではあります。自分を信じることができない人に、人に私を信じろとも言えないでしょう。なので、指導者・責任者の立場にある人は、常日頃から、下してきた判断とその結果を比較して、よりより判断になるような訓練を積み重ねる必要があるのだと思います。

Posted by: 丸山満彦 | 2011.03.18 09:51

丸山 様

夏井です。

最初に結論ありきの人にとっては,どちらのベクトルも有利または不利に使うための素材の一つに過ぎないので,もともとバランスのとれた理解を期待するのは無理です。

何も結論を出せない人にとっては,迷うだけです。

そして,最も大事なことは,正しい政策論は,その「場」の中にある人には絶対に出せないということです。

要するに,どちらのベクトルをも釈迦の掌の上の孫悟空のように客観視できるだけの極めて遠い距離からながめることができなければいけません。

いわば,丸山様が引用されているアプローチが2次元的アプローチであるとすれば,本当になされなければならないのは3次元的アプローチであることになります。

しかし,残念ながら,この分野に関して専門家だと自認する人の多くが,何らかのかたちで原発が存続することに利益を感ずるという意味で利害関係を有してしまっています。

ですから,客観的な考察は不可能です。

Posted by: 夏井高人 | 2011.03.18 19:59

元東芝設計部長さんの心情は判るが、再臨界の時でも現地の放射線量を100ミリシーベルト/時間として東京は安全だ、と言う論理性の無さを疑う。

Posted by: khiraike | 2011.03.20 12:43

原発の設計は、その被災したの場合の深刻さから想定し得る災害の何倍もの事態を想定して安全設計をされているものと思っていました。その設計者が、重要な機器の損傷や流失を一般のビルや町並みと同列にして理解するとは信じられません。

Posted by: khiraike | 2011.03.20 13:48

>心配だったら、外出から戻ったら、花粉症と同じように、コートや帽子を払うとか

この行為は危険でしょう。放射能物質が宙に舞った場合
吸引して内部被曝する可能性があります。あてになりません

Posted by: rgy | 2011.03.20 16:00

khiraikeさん、rgyさんコメントありがとうございます。

今回の事故で、原発の危険性についての知識について国民の理解が不十分であることがわかったように感じます。(私も含めて。。。)

幸いにも結果的には、多くの人の努力により大惨事に至らずにすみそうです。。。

温暖化対策としての原子力発電所、プルサーマル計画等々、国民の中で「冷静」な議論が進むことを期待しています。。。

原子力発電所、米軍基地問題、、、国全体の利益のために特定の地域の人々が犠牲となるような構造についてどのように解決していくのか。。。

Posted by: 丸山満彦 | 2011.03.20 23:05

藤林徹(元東芝原子炉設計部長)のコメントには反省の心がありません。
藤林徹(元東芝原子炉設計部長)が作ってきた原発で子供が何年生きれるか心配しています。

正しい技術的な根拠を示してくだい。

多くの福島の子供は心配しています。
45%の子供が内部被爆をしたとの報道もあります。

放射線ホルミシスでは子供は納得しないでしょう、

正しい危機感はあなた達は被疑者です。

Posted by: 東芝太郎 | 2011.11.04 17:07

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