会計検査院 都道府県及び政令指定都市における国庫補助事業に係る事務費等の不適正な経理処理等の事態、発生の背景及び再発防止策について
こんにちは、丸山満彦です。会計検査院から「都道府県及び政令指定都市における国庫補助事業に係る事務費等の不適正な経理処理等の事態、発生の背景及び再発防止策について」という報告書が出ていました。。。
不正の要因の分析をしていますが、
1.動機・プレッシャー
2.環境
3・姿勢・正当化
にわけて分析をしてみてもよいかもですね。。。
●会計検査院
・2010.12.08 「都道府県及び政令指定都市における国庫補助事業に係る事務費等の不適正な経理処理等の事態、発生の背景及び再発防止策について」
・・要旨(PDF・139KB)
・・全文(PDF・503KB)
・・別表(PDF・630KB)
例えば、「概要」には次のような記述がありますが、
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発生原因としては、私的流用ではなく、事務手続の省力化等になるのであれば多少の手続のかしは許されるとするなど公金取扱いの重要性に対する認識が欠如していたこと、交付を受けた補助金等は返還が生じないようにすべてを使い切らなければならないという意識が会計法令を遵守しなければならないという意識より優先していたこと
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これは、3.姿勢・正当化に該当しますね。。。
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また、契約事務と検収事務を同一の担当者が行っていたために、検収事務が形がい化して、契約した物品が納入されていないのに納入されたとして経理処理することが安易にできたなど会計事務手続に問題
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これは、2.環境の問題ですね。。。
動機についても記述があれば、よかったですかね。。。
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