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2010.05.06

DBSC 春のセミナー ~クラウドコンピューティングとデータを考える~

 こんにちは、丸山満彦です。データベース・セキュリティ・コンソーシアムが5月25日(火)の午後にクラウドコンピューティング関係のセミナーを東京電機大学で開催するようです。
 最近共著で「プライバシー・個人情報保護の新課題」だ出版された鈴木先生も登壇されるようですので、個人情報関連の話も聴けそうですね。。。
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・・・昨今、クラウドとその安全性について、盛んに議論が交わされる中、課題も多く挙がっています。「情報の保管場所」や「個人データの越境問題」、日本企業が「海外でクラウドサービスの事業展開する場合の課題」や「海外のクラウドサービスの利用する場合の課題」等々、様々な観点から、考慮すべき事柄が考えられます。
これまでもデータベースのセキュリティにフォーカスして活動してきたデータベース・セキュリティ・コンソーシアムでは、これらを踏まえ、少し先の目線で、テクノロジーや法、政策などの観点から、クラウドとデータに関る現在と将来について考えます。
・・・
=====
 おもしろそうです。。。従来は、会員企業だけでしたが、今年から1000円で非会員企業も参加できるそうです。こういうものって、セミナーにでるだけでなく、持ち出しになるけど会員になってワーキング活動に参加することが一番重要だと思います。やっぱり手を動かさないと身に付かないものです!!!

 
■ODBC
DBSC 春のセミナー ~クラウドコンピューティングとデータを考える~

時間

タイトル

講演者

肩書

概要

14:4514:50

開会挨拶

DBSC会長
安田浩

東京電大学 未来科学部 情報メディア学科教授 工学博士 ,CISSP

14:5015:40

基調講演 1

「クラウドコンピューティングの技術と利活用に向けての課題」

三宅功

NTT情報流通基盤総合研究所 所長

 これからのクラウドコンピューテイングを構成すると考えられる要素技術とシステム化の方向性、それらがもたらすICTシステム変革の可能性についての見通しを述べるとともに、今後利活用が想定されるサービス及びサービスを具体化するためのセキュリティや社会基盤に必要な変革等について述べる。

15:5516:45

基調講演 2

「クラウド時代における越境データの法律問題-個人情報保護法改正の必要性」

鈴木正朝

新潟大学 大学院 実務法学研究科 教授

 クラウドコンピューティングサービスを提供しまたはそれを利用するにおいて大きな論点となるのは顧客のデータセキュリティ、中でも顧客のプライバシーの権利に属する情報の管理である。
 特に法系の異なる複数国にまたがるフィールドで業務展開を行う際の越境データの取扱いはコンピュータ間通信の時代からの古くて新しい問題である。情報保護についての顧客の信頼を勝ち得ることはITビジネスの基礎であり、そのためには、それを支える国内法(情報法制)がある程度盤石であることが求められる。
 現行個人情報保護法のどの点がビジネスを阻害しているか、なぜ改正が必要で、どこをどう直すべきか。現行法を前提に特定個人を識別不能にすればデータの自由流通を認めるべきという短絡した発想と政策はさらに社会を混乱に陥れるだけであろう。理論的基礎のない形式的国際協調主義で本問題を乗り切ることは不可能である。この点の解決策を提言したい。

16:4517:30

 

6WGのご紹介

統合ログWG

WGリーダー
三輪信雄

S&Jコンサルティング株式会社

DBセキュリティガイドライン英語版レビュー&プロモーションWG

WGリーダー
矢野淳

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 コンサルティング事業本部 テクニカルコンサルティング部

DBセキュリティ安全度セルフチェックWG

WGリーダー
須田堅一

株式会社ラック サイバーリスク総合研究所 コンピュータセキュリティ研究所

DBセキュリティ監視ガイドラインWG

WGリーダー
吉岡道明

株式会社ラック サイバーセキュリティサービス事業部 サイバーリスク対策部

17:30

閉会挨拶

 

DBSC事務局長
西本逸郎

株式会社ラック 取締役 常務執行役員 ,CISSP

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Comments

丸山 様

夏井です。

「原水爆の禁止」と同じレベルの問題として,世界レベルでの「パブリッククラウドの禁止」を求める決議をすることが最適解だと信じます。

Posted by: 夏井高人 | 2010.05.06 at 20:18

夏井先生、コメントありがとうございます。私は原水爆と同じレベルとは思いませんが、いずれにしても、メリットと引き離してリスクを考えることが重要だと思います。。。

Posted by: 丸山満彦 | 2010.05.09 at 09:28

丸山 様

夏井です。

人間は,何千年もの間,物体にしばりつけられて暮らしてきたので,非物体としての存在の価値を理解しにくいかもしれません。

原水爆の場合,物理的な破壊力は誰にでも想像できますし,その恐ろしさを語ることができます。

非常に巨大なパブリッククラウドは,物理層では確かに物体なのですが,現象的には単なるサービスとしてしか認識できないし,実際,物体ではなくサービスの一種なので,それが破綻したときいの恐ろしさや運用上のリスクについて正確かつ冷静にイメージできる人は非常に限定されるかもしれません。

しかし,現実に実験することができなくても理論物理学者が高度な理論を構築可能なように,人間は非物体の世界に対してもイメージをふくらませ,その構造を認識することが可能です。

次世代の情報セキュリティを考える場合,パブリッククラウドはとてもよい素材だと思います。そのリスクや存在それ自体としての問題性を正しく認識・理解し,それを指摘できる人は本物の情報セキュリティ専門家だといえるでしょう。

Posted by: 夏井高人 | 2010.05.09 at 21:15

夏井先生、コメントありがとうございます。。。「非常に巨大なパブリッククラウド」=>なんかわかってきました。世界の人口の半分が特定のクラウド会社の電子メールを使っている状態、世界の企業の半分が特定のクラウド会社の会計システムを使っている状態、などなど。。。
 システムとして社会的に大きな影響を及ぼす場合、金融機関と同様に規制の必要性の有無を検討する必要がありますね。。。

Posted by: 丸山満彦 | 2010.05.11 at 06:15

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