日本商工会議所 中小企業のためのBCP(Business Continuity Plan=事業継続計画)
こんにちは,丸山満彦です。日本商工会議所が「中小企業のためのBCP(Business Continuity Plan=事業継続計画)」を公表していましたね。。。映像です。。。
■日本商工会議所
・2009.10.15 中小企業のためのBCP(Business Continuity Plan=事業継続計画)
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中小企業のためのBCP(=事業継続計画)とは、中小企業が、緊急事態に遭遇しても、中核となる事業を早期に復旧し継続することで、 企業を守り従業員の雇用を維持し、顧客や取引先からの信用を向上させ企業価値を高めるための準備を行うことです。
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Comments
丸山 様
夏井です。
いつも言っていることですが,事業継続計画なるものは,事業者本体が生き残っていなければ何の役にもたたないんですよね。事業継続計画だけではなく,個人情報保護や情報セキュリティのためのものを含め,全てのマネジメントシステムがそうなっています。
ところが,事業者本体が突然壊滅してしまうと,事業継続計画を含め全てのマネジメントシステムの運営主体が消滅してしまうことになります。その結果,個人情報や情報資産などが運営主体不在のまま野ざらしになってしまい,ヤクザやマフィアその他の犯罪集団や何らの規制も受けていない第三者などが刈り取り放題の状態になってしまうことになります。したがって,従来のマネジメントシステムの考え方は,根本的なところで全く無意味なものになってしまっている以上,マネジメントシステムに代わる新しいやり方を見つけていかないと駄目ですね。
これまでのマネジメントシステムという考え方に代わる「社会全体の安全装置」のようなものを考えないと駄目ですね。
Posted by: 夏井高人 | 2009.10.29 21:43
夏井先生,コメントありがとうございます。実は非常にこれは問題です。倒産という現場をみたことがあれば容易に想像できる話なんですよね。。。これは企業の努力というよりも国の努力が必要な部分なんですかね。。。
たとえば,企業が倒産したと同時にその企業が取得した個人情報が消滅するという仕組みはむりですかね。。
Posted by: 丸山満彦 | 2009.10.31 09:41
丸山 様
夏井です。
「ものの考え方」を根本から変えないと駄目だと思います。
これまでは欧米風のマネジメントシステムの考え方をキャッチアップすることだけに四苦八苦してきました。しかし,それは,事業主体が生きていることを前提としており,生きている事業主体がある場合にのみ有用性を発揮するものです。ところが,「肝心の事業主体が消滅または逃走または壊滅してしまった」という非常にクリティカルなところでは,「従来のマネジメントシステムが何の役にもたたない」ということが判ってしまったわけです。そうである以上,これまでの欧米には存在しなくても,とにかく必死になって考えて,新たなスキームを追加する必要があります。
この点については,これまでもいろいろと提案してきました。しかし,ぜんぜん受け入れられていないのが哀しいです。
それは,私の提案に同意したところで,認証ビジネスその他諸々の「金儲け」には一切つながらないからだから,または,私の提案に賛成すると,「従前の自分の説が欧米の既存の考え方に追従しているだけのことだった」ということが明らかになってしまうからだろうと考えています。私は権威も金もない人間なのでどうでも良いことなんですが,本当は,権威と金を失ったら何も残らない人のほうが多いですからね。
世間に「欲望」ならいくらでもころがっているけど,残念ながら,真面目な「正義」は微塵も存在しないようです。
Posted by: 夏井高人 | 2009.10.31 22:08