監査報酬の分布は超ロングテール
こんにちは、丸山満彦です。企業からみたら監査費用ですが、監査法人から見れば監査報酬ですね。。。監査法人の報酬(2008年3月期まで)を分析してみました。。。
概ね66%の企業の監査報酬は30百万円以下、概ね75%の企業の監査報酬は40百万円以下、概ね90%の企業の監査報酬は60百万円以下。。。
でも、監査報酬の額でいえば、全体の66%に達するためには監査報酬270百万円以下の、全体の75%に達するためには監査報酬989百万円以下の企業の、全体の90%に達するためには3449百万円以下の企業の監査報酬を合計する必要があります。。。
監査法人の収入を増加させるためにはどうすればいいのかなぁ・・・
そういえば、ロングテールなる言葉は死語ですかね。。。
データでは
・「Auditfee.docx」をダウンロード
・「Auditfee.pdf」をダウンロード
平均は40百万円
中央値(メジアン)は約21百万円
標準偏差は171.5
尖度は391
歪度は18
グラフでは
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Comments
このデータを見ると、議論の前提条件をしっかり決めておかないと、誤った判断をしてしまいそうですね。尾長鳥の「身長」はどうやって測るかという話と同じですわ。
こうしてみると、もともと低位安定しているところで何倍になったとか言う議論が意味を持たないことが明らかですね。所詮「雑費」で処理されている報酬ですから、会社のコスト全体にしめる割合はかなり小さいはずで・・・。
会社側もコスト削減のターゲットのひとつにするのは尤もでしょうが、本質的に削るべきコストをきちんと削っていかないと、会社はよくならないでしょう。PLやBS(引当)にある数億円の損失をうやむやにしたまま、数百万円の報酬の上げ下げを議論しているような現状では、市場関係者にも嘲笑されますわ。
Posted by: 閑人 | 2009.08.14 at 09:46
閑人さん、コメントありがとうございます。
監査報酬って経営に与えるインパクトってそれほどでもないように思います。。。総資産、売上高、純利益等との関係も調べたらわかるのかもしれませんが。。。
概ね66%の企業の監査報酬は30百万円以下ですが、30百万円といえば、社長一人分の報酬より少ないんじゃないでしょうかね。。。
Posted by: 丸山満彦 | 2009.08.15 at 10:29
閑人さん、コメントありがとうございます。会社規模を何で図るかという問題もありますが、その規模の分布も超ロングテールになっているので、母集団は分けて検討しないと間違った分析結果を導くように思います。。。
Posted by: 丸山満彦 | 2009.08.15 at 10:56