総務省 「スマート・クラウド研究会」の開催
こんにちは、丸山満彦です。総務省が「スマート・クラウド研究会」を立ち上げたようですね。。。
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(1)クラウド技術の活用方策
・地球環境問題、自然災害、食料問題など地球的規模の課題解決のためのクラウド技術活用方策
・電子行政クラウドなど公共分野におけるクラウド技術活用方策 など
(2)クラウド技術の標準化、相互運用性を確保するためのプラットフォーム基盤やセキュリティ基準の在り方
(3)次世代クラウドネットワーク技術の在り方
(4)クラウド技術に係る国際的なルールの在り方
(5)その他
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NISCが政府のファイルサーバやウェブサーバの数を半減と言っていましたが、クラウド技術をつかって政府で効率的なサービスを提供できればよいかもしれませんね。。。
外注費の削減、各府省庁のリストラがなければ新たに導入するメリットは半減してしまいますので、もちろんこういうこともセットだと思いますが。。。
既存のサービスを新しい安価なサービスに置き換えていこうという話ですが、Googleやsalesforce.comのような新規の会社はいいのでしょうが、従来からの枯れたサービスで実は利益を上げているような会社がこのような行動に力を貸すのかどうかはわかりませんが、
貸すことを強制する場であったり、
社内が縦割りで情報共有ができていないのでできてしまう、
という場合があったりといろいろとあるのかもしれません。
グローバルにクラウド技術を使ったサービスを展開するとなると、個人情報の場合は国外移転の問題もからんでくるでしょうし、営業秘密の問題もあるでしょうね。。。
金融・経済問題、食糧問題や環境問題を考える場合
●グローバル化というのは本当に目指す目標なのか?
ということをよく考えないといけないのでしょうね。。。
■総務省
・2009.06.30 「スマート・クラウド研究会」の開催
« 多数の誤謬が決算・財務報告プロセスにおいて発見できず、これらの誤りが財務報告に与える重要性が高いために重要な欠陥と判断した事例 | Main | 経済産業省 パブコメ 個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン »
Comments
#個人情報の場合は国外移転の問題もからんでくるでしょうし、営業秘密の問題もあるでしょうね
あと、インシデントレスポンスやディスカバリの問題もあります。
特定の業種の規制については、やはり情報の国内存在が必要とされるでしょう。
それゆけどんどんだけの研究会ではないようにと祈ります。
Posted by: 高橋郁夫 | 2009.07.08 21:26
高橋先生、ご無沙汰しております。。。クラウドはやりのようですが、クラウドの定義もままならないし、法律に詳しい実務家も委員にはいないようですので、高橋先生が心配になるのもよくわかります。。。。
Posted by: 丸山満彦 | 2009.07.18 11:31