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2009.06.27

期末時点では内部統制に重要な欠陥があったが内部統制報告書提出日までに重要な欠陥が解消された事例・・・

 こんにちは、丸山満彦です。期末時点では内部統制に重要な欠陥があったが内部統制報告書提出日までに重要な欠陥が解消された事例ですね。。。

 
 ダイキンです。。。
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3 【評価結果に関する事項】
 下記に記載したように当社サービス本部及び一部の子会社における財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高く、重要な欠陥に該当すると判断しました。この一部の部門における重要な欠陥の結果、当事業年度末日時点において、当社の財務報告に係る内部統制は有効でないと判断いたしました。

 当社サービス本部及び一部の子会社において、工事売上の計上手続き及び工事仕掛(棚卸資産)の計上で不適切な会計処理がなされており、過去(平成15年度から平成20年度第3四半期まで)の決算訂正を平成21年6月2日に行いました。
 サービス本部及び一部の子会社における過去の不適切な会計処理は、部門特有の予算の策定及び管理プロセスにおける増益圧力を起因とし、適切な工事売上及び工事仕掛の計上手続及び承認手続の運用が不十分であったこと、また決算・財務報告のモニタリングを行うべき複数の責任者が不適切な会計処理に関与したことに加え、経理財務本部の当該部門に対するモニタリングが充分に機能していなかったことが複合的な原因となって起こったものです。
 上記の事案発覚が年度末間際になったため、全ての再発防止策の確立・運用までには至らなかったことが、事業年度の末日において重要な欠陥と判断した理由であります。
 なお、当事業年度末の工事売上及び工事仕掛の計上については、該当取引について再照合等を実施し、その結果はすべて適切に財務諸表及び連結財務諸表に反映しております。
 上記の重要な欠陥を是正するために、サービス本部及び一部の子会社での適切な工事売上及び工事仕掛の計上手続及び承認手続の運用を徹底するための体制を設け、運用を行っております。また、会計処理や予算・実績管理のモニタリングの充実、各事業部門や各連結子会社の会計管理単位の経理業務を担当する最高職責者である「経理責任者」の機能強化、経理財務本部の陣容強化、及び各事業部門や連結子会社へ経理に精通した人材を提供するとともにローテーションを図ることで、信頼性のある財務報告の作成のための適切な仕組みを構築・強化してまいります。

4 【付記事項】
 評価結果に関する事項に記載されたサービス本部等での適切な工事売上及び工事仕掛の計上手続及び承認手続の運用に係る重要な欠陥を是正するために、事業年度末日後に、サービス本部等での日常的なダブルチェックの導入、決算データの検証手続の強化を実施し、内部統制報告書提出日までに当該是正後の内部統制の整備及び運用状況の評価を行いました。評価の結果、内部統制報告書提出日において、サービス本部等での適切な工事売上及び工事仕掛の計上手続及び承認手続の運用に係る内部統制は有効であると判断しました。これにより、当社における重要な欠陥は解消されております。
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 不正が行われた原因の分析が実によくおこなわれているように思います。一定の割合でこのような不正を行う人がいるわけで不正そのものを0にすることはできませんが、いろいろと原因を分析して、合理的な対策を粛々と実施していくことが重要なんでしょうね。。。
 不正対策は、1に気持ち、2に資源、3にプロセスというのが実感です。
 多くのコンサルは、3→2→1に順番で行っているように思いますが。。。

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