人間はめったにおこらないことの確率を正確に見積もれないらしい。。。
こんにちは、丸山満彦です。ニュートンという科学雑誌があります。
●http://www.newtonpress.co.jp/science/newton/
環境問題から宇宙の問題(たとえば、ブラックホール)や量子力学の話やいろいろと面白い記事があります。先月発売の4月号に
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人はなぜ確率に弱いのか?
直感と計算の「ズレ」にせまる
協力 今野紀雄/友野典男
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という記事がありましたので紹介します。こ記事では、確率に対して人の直感というのはかなりいい加減であるということが書かれています。特にめったに起こらないことについて、人間の脳は正確に見積もれないのかもしれないそうです。
内部統制のミス、それによって引き起こされる財務諸表の重要な虚偽記載というのも、確率的にいえばめったに起こらないことですよね。。。そもそも運用テストのサンプルを25件にするのも、ミスはめったに起こらないという前提の上に成り立っていますし。。。
であれば、内部統制報告制度って、生理学的に成り立たない制度なんじゃないかと思いませんか(笑)。
たとえば、こんな問題が紹介されています。
ジャンボ宝くじの1等が当たる確率と、1年間で交通事故死する確率はどちらが高いだろうか?
みなさんも人間の脳が正確に見積もれないことを実感し、制度の矛盾も実感してみてください(笑)。
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