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2007.12.21

問題です! 日々の売上をコンピュータにより自動集計(計算)するという処理はIT業務処理統制ですか?

 こんにちは、丸山満彦です。まぁ、簡単に言えば、「日々の売上をコンピュータにより自動集計(計算)するという処理」は内部統制といえるか?ということです。

 
(考え方1)
 「日々の売上をコンピュータにより自動集計(計算)するという処理」は、コンピュータ全般統制が有効に機能していれば、人間が集計を行うよりも売上高の正確性を高めるので、正確性というアサーション(経営者の主張)に紐付けることができる内部統制である。


(考え方2)
 日々の売上を集計することは単なる会計処理であり、内部統制ではない。集計する手段が人ではなくコンピュータになり、正確性が飛躍的に高まったとしてもそれは同じである。 


 さて、みなさんの考え方はどちらでしょうか?

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Comments

ご質問がよく分かりません(笑)。

一般名詞的にいえば
「内部統制」されている事象であることは
否定すべくもありませんですよね。

「IT業務処理統制」の定義はご存知のとおり
「業務を管理するシステムにおいて、承認された業務がすべて正確に処理、記録されることを
担保するために業務プロセスに組み込まれたITに係る内部統制」
ですから。
売上の自動集計処理はまさしくこれに当たりませんか?
その観点において、正しく自動集計されているかどうかの何らかの確認が必要かと。

Posted by: 機野 | 2007.12.21 at 09:27

おはようございます、せろまるです。

そういった日々の積み重ねが最終的なディスクロジャーを形成すると認識しているのですが。
私の認識が間違っていないならIT業務処理統制になると思うのですが。

会計は専門外(この先勉強しようと思ってます)ですが、日々の売り上げ集計に少しづつ不正な売り上げを計上していけば、粉飾決算の出来上がりですよね。

まさにミクロの集積によるマクロの形成の典型だと思っています。

Posted by: せろまる | 2007.12.21 at 10:35

結論としては、確かに基準や理論上は内部統制、「IT業務処理統制」に当たると考えます。
しかし実務では、これを「統制」として考えることはありえないと考えます。
(理由)
企業に於いて「処理」と呼ばれるものには、手作業でも自動化された作業でも、本来、全て「統制」が存在していると考えます。
自動化された作業(自動計算)なら、自動計算の方法を開発・製作した過程で「統制」が効いている筈、また計算の過程・結果はすべて正しく記録されると共に、正確性を確認する仕組みがある筈です。
ただ、売上の自動集計処理を実務上で「統制」とするならば、利益額(収益-原価)の自動集計計算、利益率の計算、営業利益の計算、売掛金残高の計算……と果てしなく広がる無限の「自動計算」があります。(これらは一見、いずれも財務報告に直結します)
一口に「統制」と言っても、本当は無限にある統制の濃淡の「濃い」部分を「財務報告に係る内部統制」として、対象としているのだと思います。
勿論、この濃さが重要なのは言うまでも無いと思います。

Posted by: とうせいや | 2007.12.21 at 22:42

興味深く読ませて頂きました。
私の考えは「場合によって違う」です。

①売上をコンピュータで集計してG/Lに転記する事を言ってるのなら単なる会計処理

②手作業でG/L転記している業務プロセスのなかで、これが正しいかのチェックを「 日々の売上をコンピュータにより自動集計(計算)」して行っているのであれば「統制」

ではないかと・・・

Posted by: ソックス担当 | 2007.12.22 at 13:26

補足すると

① PCで自動転記する=ITを使った業務プロセス

② ①が正しいかを手計算する=手作業による業務処理統制

③ ①が正しいかPC上で自動照合のマクロを組む=ITAC(ITによる業務処理統制)

④  ③のプログラム変更履歴管理=ITGC(IT全般統制)

です

Posted by: とうせいや | 2007.12.22 at 13:37

上記投稿の名前違いました、すいません。

設問が① (PCで自動転記する=ITを使った業務プロセス)のことを言っているのなら、これは統制ではありません。

統制=コントロールです。
統制というより”制御=シーケンス”と言ったほうがわかりやすいと思います。

何をシーケンスするかというと開示に至るプロセスです。

設問が「自動転記する」ことを指しているのなら例えば、「手作業をPC処理に変更する事を検討する」ことや「チェックプロセス」がシーケンスであって、何を使って転記するのかは業務プロセスの手段、つまりシーケンスの客体であって、シーケンスではないわけです。

Posted by: ソックス担当 | 2007.12.22 at 13:55

何度もすいません・・・
ちょっと不安になって「会計士協会のITにかかる内部統制の枠組み(公開草案19-11-8」読みました。

Ⅲ-1.自動化された業務処理統制の意義
(1)自動化された業務処理統制
(2)自動化された会計処理手続
(3)手作業の統制に利用されるシステムから自動生成される情報

上記のうち(2)(3)は業務処理統制ではないが、(1)同様ITGCに支援されるITにより自動化されら機能である。


そうです。

Posted by: ソックス担当 | 2007.12.22 at 16:01

すでに答えが出ている気がしますが
面白い議論なので、ちょっと参加します

私の答え
統制と考えるとIT全般統制を有効にしないといけなくなるので
処理と考えておいたほうが応用が利く
です

統制だろうと、統制で無かろうと
集計した結果が正しいことを
何らかの形で証明することは必要だと思います

どう証明するかは会社ごとに方法が異なるので
IT統制として証明するもよし
マニュアル統制で集計結果を確認するもよし
毎年、監査で問題ないことを証明するでもよし

では無いでしょうか

Posted by: saikawa | 2007.12.23 at 16:59

はじめまして。5年も前のネタですが、前後の話題も含め、面白く読ませていただきました。
その後の流れを見ていくと、協会としては、
(2)自動化された会計処理手続
(3)手作業の統制に利用されるシステムから自動生成される情報
は業務処理統制であるという考え方を持っているように思われます。
IT委員会実務指針第6号の49やIT委員会研究報告第42号のQ13を見てもまさに(考え方1)に沿っています。
キーコントロールかどうかは統制全体のデザインによりますが、現状の指針等から考えると、実務上は統制として扱うべきもののように思います。

もちろん協会の考え方と「内部統制論」としての学説や本来あるべき姿というのは、それぞれ別の話だと思いますので、5年後の今の丸山先生の意見にも、大変興味がある次第です。

Posted by: IT屋さん | 2012.08.01 at 03:14

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