会計監査では不正であっても誤謬であっても重要な虚偽の表示を看過してはならないです。。。
こんにちは、丸山満彦です。生きています。。。政治団体の収支報告書の記載誤りがあったということで何かと話題になっています。「誤記であれば進退問題にあたらない」という発言もありますが、会計監査の場合は、不正でも誤謬でも重要な虚偽の表示を看過してはならないです。。。
だからどうってことではないんです。会計監査と政治家の責任の取り方というのは、違う次元の話なので、二つを並べて比較しても仕方ないんですけど。。。
【参考】
●監査基準
・2005.10.28 監査基準の改訂に関する意見書
・2005.10.28 中間監査基準の改訂に関する意見書
・2007.03.27 四半期レビュー基準の設定に関する意見書
【報道】
●東京新聞
・2007.09.05 環境相団体が矛盾記載 03―05年と96年報告書 借入金ずれ800万
鴨下一郎環境相の資金管理団体が、二〇〇三-〇五年の政治資金収支報告書に鴨下氏本人から一九九六年に一千万円を借りたと記していながら、九六年当時の報告書には二百万円しか記載しておらず、食い違っていることが五日、分かった。
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安倍晋三首相は五日昼、鴨下一郎環境相の資金管理団体による借入金をめぐる問題について「(政治資金収支報告書への)記載ミスだったと聞いている。訂正すべきは訂正しなければならない。その上でよく説明してもらいたい」と述べた。
首相は、鴨下氏の進退問題に関しては「誤記であればそれに当たらない」との見解を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
これに関連し、大野松茂官房副長官は同午前の記者会見で、鴨下氏本人から電話で事情を聴いたことを明らかにし、「(鴨下氏の)資金管理団体が本人から借り入れたものについて、借入金残高の記載を誤ったと聞いている。報告書を作成した者と資金管理団体との連絡が十分でなかったため記載されなかったとも聞いており、いずれも事務的なミスと聞いている」と述べた。
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