細かいチェックをしてもエンロン事件が防げるとは思わないのですが、やっぱり3点セットをつくって内部統制を評価しなければならないのでしょうか?
こんにちは、丸山満彦です。うーん、こういう質問がくるとちょっと困るんですが・・・
業務フロー等を書きまくっている人から、疲れ気味にこういわれるとね。。。
で、やっぱり統制環境なんですよね。大きな不正の原因は。。。
業務プロセスで行われる不正もなきにしもあらずなのですが、現場レベルの不正ですごく大きなものは珍しくて、多額の不正は経営者による不正なんですよね。。。
Comments
コンピュータ屋です。
おはようございます。
「やっぱり統制環境なんですよね。」
これを声高に監査人さんもどんどんアドバイスされればと思います。
私も実践では申し上げていますが、影響度は狭いです。
「業務フロー等も評価のためのものであり、それがわかればよいですよ。」
なんてことをもっとおっしゃっていただければと思います。
こんなことを思う日々です。
Posted by: コンピュータ屋 | 2007.09.13 10:26
何時も有用なご意見ありがとうございます。
統制環境が一番ですね。中でも、経営者の倫理観につきますね。
公開会社の責任として、「私心をすて公」の立場で行動しない経営者は退場ですね。
特に内部通報制度ですかね。
3点セットについては、長い目で、標準化、業務の引継ぎの見える化、更にそれにより効率化につなげるようになると思います。
ある企業の事案:
内部統制を推進する段階で、「不正はだめ、透明性」とを言うことを社内で言い始めた結果、ある会社の例:
H18.3までは、翌期の売上を当期に計上していた不正が、最近明るみになり、今年訂正報告をした。
H19.3は問題ない。 これは、財務報告に係る内部統制を構築していくなかでの企業側の自浄作用が働いた結果でよろこばしい現象であるとの報告がありました。
Posted by: 匿名 | 2007.09.13 11:21
コンピュータ屋さん、コメントありがとうございます。
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「やっぱり統制環境なんですよね。」
これを声高に監査人さんもどんどんアドバイスされればと思います。
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了解しました。もちろん、統制環境だけを浴してもだめなのですが、目先の業務プロセスの細かい点に目が行き過ぎているような場合は、統制環境の重要性を声高にいうようにします!!!
匿名さん、コメントありがとうございます。
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翌期の売上を当期に計上していた不正が、最近明るみになり、今年訂正報告をした。
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もちろん、業務プロセスを整理する中で不正等が見つかることもあります。。。なので、無駄ではないんです。。。
そういう意味では、バランスですかね。。。
風土と仕組みのバランス。。。
Posted by: 丸山満彦 | 2007.09.14 09:36