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2007.08.12

韓国 ロボット倫理憲章 (Robot Ethics Charter)

 こんにちは、丸山満彦です。韓国がロボット倫理憲章をつくるようですね。。。

 
【報道】
■AFPBBニュース
・2007.08.08 世界初「ロボット倫理憲章」、韓国が策定へ

・・・主要な内容は、ヒトがロボットを統制する、違法な使用法を阻止するという原則に加えて、ロボットにより取得されたデータの守秘、ロボットの身元確認と追跡手段を確保することなどになる予定。
 ただし、Kim教授によると、軍用ロボットについては、法的責任の負担からロボットメーカーの開発の障害になるのを避けるため、この憲章とは別の規定を必要とするという。

■朝日新聞
・2007.08.11 ロボットにも「倫理憲章」 韓国政府、今年末を目標に

・・・同国では人間に代わって家事や子守をしてくれる「サービスロボット」の開発が急ピッチで進んでおり、人間のすぐそばで活動するロボットの安全性を確保する規則作りが必要と判断した。今年末までの制定を目指しているという。・・・
 チームの代表を務める韓国明知大のキム・デウォン教授も「憲章の目的は、人間とロボットがどのようにして共存していくかを考えるもので、ロボット開発を制限するものではない」と話す。
 しかし、同国のロボット産業界には「我々が必要としているのは、こんな総合的で抑制力のない宣言ではなく、もっと専門的なガイドラインだ」という声もある。

■BBC
・2007.03.08 Robotic age poses ethical dilemma

The new guidelines could reflect the three laws of robotics put forward by author Isaac Asimov in his short story Runaround in 1942, she said.
=====
ASIMOV'S LAWS OF ROBOTICS
> A robot may not injure a human being or, through inaction, allow a human being to come to harm.
> A robot must obey orders given it by human beings except where such orders would conflict with the First Law.
> A robot must protect its own existence as long as such protection does not conflict with the First or Second Law
=====
Key considerations would include ensuring human control over robots, protecting data acquired by robots and preventing illegal use.
Other bodies are also thinking about the robotic future. Last year a UK government study predicted that in the next 50 years robots could demand the same rights as human beings.
The European Robotics Research Network is also drawing up a set of guidelines on the use of robots.
This ethical roadmap has been assembled by researchers who believe that robotics will soon come under the same scrutiny as disciplines such as nuclear physics and Bioengineering
.

■マイコミジャーナル
・2007.03.08 いよいよロボット時代の到来か - 韓国「ロボット倫理憲章」

・・・ロボットが身近になればなるほど、利用者の意識を高めることも不可欠。とくに「自己判断で行動するロボットが普及するようになれば、彼らに対する倫理的なガイドラインは不可欠になるだろう」というのが産業資源部の見方だ。
 小説あるいは遠い未来のような話ではあるが、ロボットと共存する時代は確かに近づいているようだ。2004年にはIEEE(the Institute of Electrical and Electronic Engineers: 米国電気電子学会)でも「ロボット倫理技術委員会」が結成され、ロボットの倫理基準に関する論議がなされているように、こうした動きは決して韓国だけのものではないのだ。
 既に産業資源部でも2006年に「ロボット産業政策フォーラム」を発足させ、「ロボット倫理作業班」を結成している。ロボット倫理に関して研究するこの組織により、専門家の意見を反映させたロボット倫理憲章の草案が既にまとめあげられているという。・・・

■人民網日本語版
・2007.04.02 韓国「ロボット倫理憲章」についての考え

ロボット技術の急激な発展は、多くの人々に不安を抱かせてもいる。人間のために製造したはずのロボットが、知能で人間を上回り、独自の思考が可能になった時、反対に人間を支配し始めるといった、SF映画によく描かれてきたようなことだ。現在のように、ロボットがまだ開発途上にあり、本格的に一般人の生活の中に入っていないうちに、ロボットの製造と使用を規範化する法律を前もって制定することは、まさに転ばぬ先の杖とも言うべき、賢明な選択だ。
・・・
ロボットに対する法律は、詰まるところ人類に対する法律であり、人類によるロボットの製造と使用を規範化する。科学技術は人類に尽くすものであり、人類の発展への脅威となってはならない。技術開発者と使用者の行為を規範化して初めて、科学技術はより良く人類に尽くすことができるのだ。科学技術は「諸刃の剣」だ。科学技術が人類に何をもたらすかは、それを応用する人間にかかっている。
・・・
コンピューターの発明当初、科学者がコンピューターウイルスの出現を予見できなかったように、われわれも、ロボットがわれわれにどのようなトラブルをもたらすかを予見することは難しい。ただ間違いないのは、ロボット技術が成熟するにつれ、ロボットと人類の関係も緊密化するということだ。したがって、ロボットを対象とした法律の制定が早いほど、禍を未然に防ぐ役割を果たすことができると言えよう。
 同通信によると、憲章づくりは科学者や医師、心理学者、ロボットの開発者ら12人のチームが中心となって進める。ロボットの管理とコントロールを厳格に行い、ロボットが好ましくない目的に使われたり、ロボットが必要とするデータが勝手に書き換えられたりしないようにすることを目的にしているという。

【参考】
■このブログ

・2007.07.11 経済産業省 確定 「次世代ロボット安全性確保ガイドライン」
・2007.06.17 厚生労働省 パブコメ 「機械の包括的な安全基準に関する指針」(改正案)
・2007.04.06 経済産業省 パブコメ 次世代ロボット安全性確保ガイドライン(案)
・2007.03.09 ロボットの安全基準をISOで策定?

■花水木法律事務所
ロボティクスと二つの「安全」

【その他】
知能ロボティクス研究所

European Robotics Research Network – EURON

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