経済産業省 情報システムの信頼性向上のための緊急点検結果と今後の対応について
こんにちは、丸山満彦です。経済産業省から情報システムの信頼性向上のための緊急点検結果と今後の対応が公表されていますね。。。
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経済産業省では、重要インフラのシステム障害がかねてより発生していることを受け、平成19年5月29日、甘利経済産業大臣の指示により、情報システムの信頼性向上のための緊急点検を実施し、その結果を取りまとめましたので、公表いたします。
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【経済産業省】
・2007.08.08 情報システムの信頼性向上のための緊急点検結果と今後の対応について
・情報システムの信頼性向上のための緊急点検結果と今後の対応について(PDF形式:96KB)
・【別添資料】情報システムの信頼性向上のための緊急点検結果と今後の対応について(PDF形式:192KB)
●取組が不十分な項目
(1)情報システムに潜むリスクの分析に基づく、信頼性・安全性に関する目標水準の設定が、約25%の企業で不十分。
(2)事故や災害など不足の緊急事態に陥った場合、重要業務が中断しない、あるいは最小限の被害にとどめて事業を継続するための事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)が、約31%の企業で不十分。
(3)第三者(専門家、品質保証部門/技術専門部門、企業・機関等)による情報システムのレビュー及びシステム監査が、約22%の企業で不十分。
●対応策
(1)信頼性ガイドラインの見直し
・昨年6月に策定した「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」を改正し、緊急点検結果で取組が不十分な項目を中心に、事業者が取り組むべき事項を拡充。
(2)ユーザ企業・ベンダ企業双方の意識を高めるため、信頼性向上に関する集中セミナを開催
(3)情報共有体制の確立
・情報システムの重大なシステム障害に関する情報を収集・分析し、開発ベンダ、運用ベンダ及びユーザ企業間で共有することで、重大なトラブルを未然に防止し、障害発生時の原因究明及び迅速なシステム復旧に資するための情報共有体制を検討する。
(4)信頼性評価指標の整備
・上記信頼性ガイドラインの見直しを進めるとともに、本年4月に公表した信頼性評価指標の見直しを行う。
・当該評価指標を活用して、信頼性向上に関する取組の達成状況を明らかにする。
(5)重要インフラの所管省庁等と緊密に連携
・既存の取組を踏まえつつ、重要インフラ所管省庁(注)等とも緊密に情報共有を行うための連絡会議等の実施を検討する。(注)金融庁、国土交通省、厚生労働省、総務省、資源エネルギー庁
信頼性評価指標ですね。。。システム管理基準やセキュリティ管理基準との関係はどうなるんでしょうね。。。
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