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2007.06.30

迷走 財務報告に係る内部統制の評価及び監査の制度 実施前に制度改革?

 こんにちは、丸山満彦です。国会運営も迷走していると言われているようですが、内部統制の制度も制度実施前に緩和策が打ち出されるという記事が今朝の日経新聞の一面にありましたね。。。

 
■日経新聞
・2007.06.30 内部統制ルールを実質緩和・金融庁検討
=====
点検すべき部署・拠点を「売上高全体の3分の2」から引き下げる方向だ。公表すべき管理上の「重要な欠陥」の範囲も狭める。
=====

記事の内容に不正確な部分があるとは思うのですが、金融庁の気持ちは良くわかります。。。

売上高の3分の2の基準については、あくまでも例示であったわけで最低限のMUST基準ではなかったので特段変化はありません。また、本紙のほうには書いているのですが、重大な欠陥の判断基準のひとつの例として不備の影響が税引前利益の5%というのも緩和して、一時的な原因による不備の場合はよい。。。というルールにするようです。。。

・ずぶずぶの制度にするなら、そもそもこういう制度はいらないのではないか?
・ずぶずぶの制度にしなければ回らないから仕方がないだろうというのであれば、やっぱりこういう制度はいらないのではないか?

という意見が聞かれてきそうですね。。。

ルールをずぶずぶにしても、違反した場合の処分を厳しくすれば、やはり企業側の対応も厳しくなるという気もしますしね。。。

やっぱり、国会と同様?に迷走していますかね。。。



【過去の今日】
・2006.06.30 都道府県・市区町村、全1,890団体すべてが個人情報の保護に関する条例を制定
・2005.06.30 会社法が成立したようですね

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Comments

休日の朝から眼を疑う記事でした。
特に、最後のところ。

「企業が実際に緩和する際は会計士が判断し、責任を負ってもらう」

経営判断を会計士がやるようになったら、制度の建前がすでに崩壊しているということになりませんか。

Posted by: 閑人 | 2007.06.30 10:30

コンピュータ屋です。
こんにちは。

私もこの記事に多少腹立たしい気持ちになったので、自分のブログにもアップしました。
「この記事で「緩和策」と言われているもの
そもそも例示を少しゆるめますと言っても何の意味もありません。」、
以下省略しますが。

いきなりこんな緩和策が出てくるなんて、
これからどうなっていくのでしょうね。

Posted by: コンピュータ屋 | 2007.06.30 16:35

閑人さん、コメントありがとうございます。
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 企業が実際に緩和する際は会計士が判断し、責任も負ってもらうことで内部統制ルールの骨抜きには歯止めをかける。
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 会計士は内部統制の有効性についての経営者評価の結果については責任を負えませんね。。。
 まぁ、この記事自体がつっこみどころ満載なわけで、もう少し正確に記事にすればよいのにね・・・と思いました。


Posted by: 丸山満彦 | 2007.06.30 20:13

コンピュータ屋さん、コメントありがとうございます。

例示の内容を緩めるということで、気持ち楽になるということですからね。。。
証明する内容は、財務報告に係る内部統制の有効性ですからね。。。
投資家の意思決定を誤らせるような重要な虚偽記載につながるような内部統制上の重大な欠陥がないことを保証するわけですからね。。。

Posted by: 丸山満彦 | 2007.06.30 20:19

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