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2007.05.17

金融庁 パブコメ 証券取引法等の一部を改正する法律の施行等に伴う関係内閣府令案

 こんにちは、丸山満彦です。金融庁が「証券取引法等の一部を改正する法律の施行等に伴う関係内閣府令案」について、意見募集を行っていますね。。。内部統制評価制度とも関係する部分がありますね。。。

 
【金融庁】
・2007.05.17 証券取引法等の一部を改正する法律の施行等に伴う関係内閣府令案の公表について

概要では。。。。

=====
2 内部統制報告制度
(1) 適用の一般原則(内部統制府令案1)
① 内部統制報告書の用語、様式及び作成方法は、この府令の定めるところによるものとし、この府令において定めのない事項については、一般に公正妥当と認められる内部統制の評価の基準に従うものとする。
② 内部統制報告書の監査証明は、内部統制報告書の監査を実施した公認会計士又は監査法人が一般に公正妥当と認められる内部統制の監査に関する基準及び慣行に従って実施した監査の結果に基づいて作成する内部統制監査報告書により行うものとする。
③ 企業会計審議会により公表された内部統制の評価及び監査に関する基準は、一般に公正妥当と認められる内部統制の評価及び監査に関する基準に該当するものとする。
(2) 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するために必要な体制財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するために必要な体制は、当該会社における財務報告が法令等に従って適正に作成されるための体制をいう(内部統制府令案3)。
(3) 内部統制報告書の記載事項等
① 内部統制報告書の様式を定め、主な記載事項を次のように定める(内部統制府令案4)。
ア 代表者の役職氏名等
代表者の役職氏名のほか、会社が、財務報告に関し、代表者に準じる責任を有する者として、最高財務責任者を定めている場合には、当該者の役職氏名等
イ 財務報告に係る内部統制の基本的枠組み
ウ 内部統制の評価の範囲、基準日及び評価手続
エ 評価結果
オ 付記事項
期末日後に、重要な欠陥を是正するために実施した措置がある場合には、その内容等
② 内部統制報告書作成の基準日を当該会社の事業年度の末日と定める(内部統制府令案5)。
(4) 内部統制監査報告書等の記載事項等(内部統制府令案6~9)
① 内部統制監査報告書の主な記載事項を次のように定める。
ア 内部統制監査の対象
イ 内部統制監査の概要
ウ 内部統制報告書における監査意見
エ 追記情報
監査人が説明又は強調することが適当であると判断した事項
② 内部統制監査報告書は、財務諸表監査の監査報告書と併せて作成する。また内部統制監査の概要は、財務諸表監査の概要書に併せて記載する。
(5) 外国会社の財務報告に係る内部統制(内部統制府令案10~12)
外国会社に係る内部統制報告書の作成に当たって、当該外国会社の本国等において開示している財務計算に関する書類を財務書類として提出することを、金融庁長官が公益又は投資者保護に欠けることがないものと認める場合であって、当該外国会社がその本国等で開示している財務報告に係る内部統制を評価した報告書を内部
統制報告書として提出することを金融庁長官が公益又は投資者保護に欠けることがないものと認めるときは、当該外国会社の作成する内部統制報告書の用語、様式及び作成方法については、金融庁長官が必要と認めて指示する事項を除き、当該外国会社の本国等における用語、様式及び作成方法によることができるものとする。
その際、本府令に準拠して作成する場合との主要な相違点等の開示を求める。
(6) 米国証券取引委員会に登録している本邦上場企業の財務報告に係る内部統制(内部統制府令案13~16)
米国証券取引委員会に登録している本邦上場企業の外国会社に係る内部統制報告書の作成に当たっては、米国式連結財務諸表を提出することについて、金融庁長官が公益又は投資者保護に欠けることがないものと認めるときは、金融庁長官が必要と認めて指示する事項を除き、米国における用語、様式及び作成方法によることが
できるものとする。
その際、本府令に準拠して作成する場合との主要な相違点等の開示を求める。
(7) 適用時期
内部統制府令は、金融商品取引法の施行の日から施行し、平成20年4月1日以後開始する事業年度から適用する。
=====

 一般に公正妥当と認められる内部統制の評価及び監査の基準は、実務慣行から生まれてくるはずですが、実務慣行がないので、「企業会計審議会により公表された内部統制の評価及び監査に関する基準は、一般に公正妥当と認められる内部統制の評価及び監査に関する基準に該当するものとする。」と府令できめるようですね。。。


【過去の今日】
・2006.05.17 衆議院 証券取引法等の一部を改正する法律案可決
・       IT統制とは何か? 堀江先生の論文
・2005.05.16 カカクコム 不正アクセスによりサイト一時閉鎖

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Comments

コンピュータ屋です。
いつも拝見しております。

やっと、内部統制報告書の案や書式例もでましたね。
じゃ、具体的にどの程度のものを書くのかA4一枚程度か、数十ページなのか悩ましいところです。
予想通りですが、これからいろんなガイドがまた出てくるのでしょう。
ガイドに振り回されることなく、まず自社の報告書を具体的に想定して、構築を進めて行くべきと思います。

Posted by: コンピュータ屋 | 2007.05.19 11:21

コンピュータ屋さん、コメントありがとうございます。内部統制報告書はあっさりしたイメージだと思っているんですけどね。。。どうなんでしょうか・・・

Posted by: 丸山満彦 | 2007.05.21 02:16

いつも拝見し、頭の整理に役立たせていただいております。

第一号様式 注記(6)-bに、「財務報告に係る内部統制整備及び運用する際に準拠した基準の名称」がございますが、府令本文では、評価の基準、監査の基準については、企業会計審議会より公表された「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する基準」が該当すると明示しておりますが、本文においては整備及び運用に関する基準については特に準用するものの特定はしておりません。また、当該基準、実施基準内において「内部統制の整備及び運用状況」という言葉は出てまいりますが、その確認、状況の把握、検討とかで、整備及び運用するために拠り所とする基準については触れられていないかと思います(読み込みが浅いのかもしれませんが)。

従い、当該様式で要求されている基準の名称となると、具体的にどのようなものが想定されるのでしょうか。勝手な解釈になりますが、当該基準に記載の基本的要素、COSOとでも書くのでしょうかね。

Posted by: 迷える内部監査人 | 2007.05.24 17:31

迷える内部監査人さん、コメントありがとうございます。
> 当該様式で要求されている基準の名称
は、意見書のことなんだろうとは思いますが、具体的にはなんて書くんでしょうね。。。
たしかに。。。

Posted by: 丸山満彦 | 2007.05.26 14:33

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