会計制度監視機構 独立性の高い監査を実現するために―監査役と監査法人のあり方について
こんにちは、丸山満彦です。会計制度監視機構から「独立性の高い監査を実現するために―監査役と監査法人のあり方について」という提言が行われております。監査法人の独立性に関するものでして、監査報酬を監査をうける経営者と監査法人との間で決めているが、これが監査意見に影響しているのではないか・・・ということのようです。そこで、例えば、監査役が監査報酬を決定する権限をもてばよいのでは・・・という提言等がなされていますね。。。
【有限責任中間法人 会計制度監視機構】
●発表提言等
・2007.05.25 独立性の高い監査を実現するために―監査役と監査法人のあり方について
=====
監査役の責任を何ら問わずして、監査法人の厳罰のみを推進するという方向は、バランスを失している感が否め
ない。
=====
なるほど・・・
提言の全体のトーンとしては、監査役がんばれ!って感じの提言だと思うのですが、なかなか難しい問題をはらんでいると思いますね。。。
監査委員会という制度に比べると監査役という制度というのが、ちょっと使いにくいのかもしれませんね。。。
【参考】
■ビジネス法務の部屋
・2007.05.29 会計制度監視機構のひさしぶりの提言
【過去の今日】
・2006.05.30 防止的統制活動と発見的統制活動
・2005.05.30 金沢地裁:住基ネットからの離脱を認める
・ INTEROP 2005で個人情報保護
Comments