関西テレビの報告書 あるある捏造は孫請け会社に原因、年末年始の番組制作で、チェック態勢が手薄になっていたのでしかたがない?
こんにちは、丸山満彦です。「発掘!あるある大事典2」の捏造問題で関西テレビが総務省に提出した報告書の内容が明らかになったようですね。
「納豆のダイエット効果」について捏造の直接の原因は番組の制作を孫請けした制作会社「アジト」が裏付けを十分とらずに番組制作を続けたことにあった。
関西テレビの責任に関連するような内容では・・・
「技術的な虚偽を見抜くのは極めて難しい」
「年末年始の番組制作で、チェック態勢が手薄になっていた」
ということが書いているようですね。。。
(読売新聞 2007.02.09)
内容が公開されない・・・ということでびっくりしたわけですが・・・
■朝日新聞
・2007.02.07 関西テレビ、捏造問題で総務省に報告書 内容は非公表
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制作した関西テレビ(大阪市)は7日、「納豆ダイエット」(1月7日放送)の回で発覚した研究者の発言や実験の捏造について、総務省近畿総合通信局に報告書を提出した。だが、内容は公表せず、朝日新聞など報道機関から捏造疑惑を指摘された他の回についても、報告書に盛り込んだとしながら、捏造を認めたかどうかは明らかにしなかった。
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■読売新聞
・2007.02.09 「あるある」捏造、孫請け会社に原因…関テレ報告書
「納豆のダイエット効果」について捏造の直接の原因は番組の制作を孫請けした制作会社「アジト」が裏付けを十分とらずに番組制作を続けたことにあった。
関西テレビの責任に関連するような内容では・・・
「技術的な虚偽を見抜くのは極めて難しい」
「年末年始の番組制作で、チェック態勢が手薄になっていた」
というような報告書を提出された総務省は当然に再提出をしろって言うでしょうね。。。
■日経新聞
・2009.02.09 「あるある」捏造、月内の再報告求める・総務相
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・・・
総務相は「孫請け会社がすべてやったことになっている」と、厳しく批判し、実態解明が不十分との認識を示した。
総務相は会見で「孫請け会社がすべてやったことになっていて、子会社や関西テレビ全体のチェック体制や責任に触れられていなかった」と、関西テレビが提出した報告書が孫請けの制作会社に責任を転嫁していることに不快感を示した。
そのうえで、(1)関西テレビ自らの責任に触れていない(2)「事実を曲げない」放送を規定する放送法からの視点が不十分(3)具体的な再発防止策がない(4)過去の番組の検証が不十分――の4点を指摘した。
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経営者の方が本当のところはどのように考えているのかわかりませんが、隠そうとすれば隠そうとするほど、悪くみられることは、報道機関の方なら良くわかっているだろうに・・・と思いますね。
【過去の今日】
・2006.02.11 総務省試算 電子投票を全面導入すると国費負担1400億円
・2005.02.11 警視庁の安全対策のウェブページ
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