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2007.01.17

公認会計士協会 監査・保証実務委員会研究報告第19号「重要な虚偽表示のリスクの評価手法」を公表

 こんにちは、丸山満彦です。はてなの臨時ブログからこちらに。。。
 日本公認会計士協会が、2007.01.15に監査・保証実務委員会研究報告第19号「重要な虚偽表示のリスクの評価手法」を公表しましたね。。。

 

 
これは、このブログの2006.10.11で取り上げた公開草案の確定版です。。。
 今までの監査委員会報告第15号、16号に代わるものですね。。。

【日本公認会計士協会】
・2007.01.15 監査・保証実務委員会研究報告第19号「重要な虚偽表示のリスクの評価手法」の公表について

=====
―目  次―
Ⅰ はじめに

Ⅱ 本研究報告の概要
1.本研究報告の構成
2.重要な虚偽表示のリスクの評価方法

Ⅲ 監査の基本的な方針の策定(A表の作成)

Ⅳ 企業及び企業環境、並びに財務諸表全体レベルの内部統制の理解・評価
1.事業上のリスクの識別
2.企業及び企業環境の理解(B表の作成)
3.特別な検討を必要とするリスクの識別
4.財務諸表全体レベルの内部統制の理解(C表の作成)
5.全般的な対応への考慮と不正への対応

Ⅴ 財務諸表項目レベルの重要な虚偽表示のリスクの評価とリスク対応手続
1.概要(D、E1、E2、F表の作成)
2.重要な勘定等の選定
(1) 重要性の基準値の決定
(2) 量的重要性と質的重要性
(3) 重要な勘定等の決定(D表の作成)
3.重要な勘定等の特性の理解
(1) 重要な勘定等の特性と重要な虚偽表示のリスク
(2) 重要な勘定等の理解及び重要な虚偽表示のリスクの識別・評価(E2表の作成)
4.内部統制の理解と評価
(1) 重要な勘定等とプロセス
(2) プロセスの理解と内部統制の識別
(3) 運用評価手続の設計及び実施
(4) 自動化された内部統制の留意事項
(5) プロセスの理解と内部統制の評価(F表及びG表の作成)
(6) プロセスと重要な勘定等の相関(D表の作成)
5.実証手続の設計
(1) 基本的な考え方
(2) 実証手続の設計
(3) 重要な勘定等ごとの実証手続の設計(E1表の作成)

Ⅵ 監査調書様式例の改変について

付録1
1.監査調書様式の関連
2.リスク概念と監査手続-全体像
3.事業上のリスクと勘定等の特性より識別される固有リスクの例

付録2
A表 監査の基本的な方針
B表 企業及び企業環境の理解
C表 財務諸表全体レベルの内部統制の理解
D表 プロセス・重要な勘定等相関表
E1表 重要な勘定等ごとの実証手続の設計
E2表 重要な勘定等の理解及び重要な虚偽表示のリスクの識別・評価
F表 プロセスの理解と内部統制の評価
G表 利用アプリケーション全般統制相関表

付録3 監査委員会研究報告第15号及び同第16号からの移行への参考
1.本研究報告と監査委員会研究報告第15号及び同第16号の関係
2.監査調書様式の関連比較
=====

【参考】このブログ
・2006.10.28 日本公認会計士協会 監査基準委員会報告書第35号「財務諸表の監査における不正への対応」
・2006.10.27 日本公認会計士協会 各種委員会等への諮問事項 2006.09.08現在
・2006.10.15 日本公認会計士協会 内部統制に関係する監査基準委員会報告書等
・2006.10.11 パブコメ 公認会計士協会 監査・保証実務委員会研究報告「重要な虚偽表示のリスクの評価手法」(公開草案)
・2006.04.07 JICPA 「IT委員会報告第3号「財務諸表監査における情報技術(IT)を利用した情報システムに関する重要な虚偽表示リスクの評価及び評価したリスクに対応する監査人の手続について」及び「IT委員会研究報告第31号「IT委員会報告第3号「財務諸表監査における情報技術(IT)を利用した情報システムに関する重要な虚偽表示リスクの評価及び評価したリスクに対応する監査人の手続について」Q&A」を公表
・2006.04.01 JICPA 監査基準委員会等報告 新基準・基準改正・パブコメ
・2006.02.23 JICPA パブコメ IT委員会報告第3号「財務諸表監査における情報技術(IT)を利用した情報システムに関する重要な虚偽表示リスクの評価及び評価したリスクに対応する監査人の手続について」の一部改正
・2006.01.28 JICPA 監査基準の改正に伴う委員会報告書の改正についての公開草案
・2005.12.23 JICPA パブコメ IT委員会研究報告第31号「IT委員会報告第3号「財務諸表監査における情報技術(IT)を利用した情報システムに関する重要な虚偽表示リスクの評価及び評価したリスクに対応する監査人の手続について」Q&A」

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【過去の今日】
・2006.01.17 大震災から11年
・2005.01.17 大震災から10年

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Comments

コンピュータ屋です。
19号資料を拝見しました。
2007/3期より、監査人がリスクベースで財務諸表の監査を行う。内部統制の評価(全社レベル、業務プロセス、IT全般統制)もおこなうと理解しました。
(先に監査人が内部統制の評価をするよ)と理解しましたが、
これって、J-SOX法対応を構築している事にたいへんな影響を与えると理解しました。
いかがなんでしょうか。
丸山先生、
ぜひ教えていただけませんか。
よろしくお願いします。

Posted by: コンピュータ屋 | 2007.01.18 21:56

コンピュータ屋さん、コメントありがとうございます。
 監査の現場ではあまり影響ないように思うんですよね。。。「研究報告」というのは公認会計士に対して強制力があるわけではないので参考にはするかもしれないけど・・・って感じです。(「監査基準」や「委員会報告(書)」は強制力がありますので、これらは重要です。。。)

 大手の監査法人は国際会計士連盟の監査基準を踏まえた監査マニュアルを整備していて、今回の研究報告も国際監査基準を踏まえているわけですから、特に齟齬をきたすこともないので、現場の実務を変えるということはないのかなぁ・・・と思っています。
 内部統制構築プロジェクトについても、参考にするならするで利用してもよいし、利用しなくてもよい、、、ということになるのだろうと思います。
 なので、あまりあわてずに、内容をよく読んで「利用できるところは利用する」というスタンスがよいのではないかと思います。。。

Posted by: 丸山満彦 | 2007.01.19 08:06

コンピュータ屋です。
ご教示ありがとうございます。
すこし、ホッとしました。
ぜひ参考にさせていただきます。

Posted by: コンピュータ屋 | 2007.01.19 19:57

コンピュータ屋さん、コメントありがとうございます。公認会計士協会からも実務指針?がでますのでそちらも目を通しておく必要がありそうですね。。。

Posted by: 丸山満彦 | 2007.01.22 16:22

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