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2006.10.26

JICPAジャーナル 内部統制監査期待ギャップ

 こんにちは、丸山満彦です。JICPAジャーナルという日本公認会計士協会が発行している雑誌があるのですが、その11月号に北海道大学の蟹江教授が、「内部統制監査期待ギャップ」という記事を書いていますね。

 
■気になった点1:名称は内容と一致すべき
●内部統制報告書ではなく、内部統制評価報告書とすべき
 各社の内部統制がどのようになっているのかを記述するのではなく、内部統制をどのように評価し、内部統制が有効であったかを評価した結果についての報告書ですので、内部統制評価報告書とすべき。

●内部統制監査ではなく、内部統制(評価)報告書監査とすべき
 内部統制監査の有効性を監査しているわけではなく、内部統制の評価結果を記述した報告書を監査しているので、内部統制評価報告書監査であるべき。

 名称は実際の内容にあわさないと、その違いが利用者の期待ギャップになるという話です。名は体をあらわすので、名前というのは重要です。まぁ、最後はなれですが。。。
 

■気になった点2:内部統制監査は本来、内部統制の有効性を直接監査対象とすべき
 内部統制は、プロセスである。したがって、情報(言明)の監査というよりも、行為の監査の監査とすべきである。「内部統制が有効である」という経営者の言明は、財務諸表という言明と異なり、誰もが直接観察可能なものではない。
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経営者の評価結果は、確かに言葉として受け取ることはできるが、その実態は経営者の判断であり、利用者が物理的に目にすることはできないものである。また、利用者は、経営者n尾判断の対象である内部統制の中身を具体的に知らされることもない。このような環境下で、利用者は、経営者の評価結果を意思決定の資料として利用できるのであろうか。
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■気になった点3:
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会計・監査を取り巻く環境を考慮すれば、利用者は、業務監査としての内部統制を期待しているのかもしれない。内部統制監査に係る期待ギャップを引き起こさないためには、我が国で採用されている制度としての内部統制監査の正確について、十分な説明が必要であろう。
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