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2006.06.07

評価方法を考えて内部統制を設計する

 こんにちは、丸山満彦です。内部統制の文書化などを始めている会社もあるかも知れませんが、内部統制の文書化をする際に、というか正確にいうと内部統制の設計をする際に、同時に評価方法も決めることが重要です。

 
 考えてみると、今回の財務報告に係る内部統制の評価と監査の制度のポイントは、「内部統制の評価」なんですよ。なので、内部統制を設計し、運用するのは重要なのですが、本質的なポイントはその評価です。
 内部統制を設計する際には、それが有効に機能していることを評価する方法を考えないといけません。有効性の評価は難しいので、まず準拠性の評価、特に運用の準拠性の話をします。

 設計された内部統制が設計されたとおりに運用されていることを評価しなければならないわけですが、それをどのように評価するかは、設計の段階から既に決めておくことが本当は重要です。

 つまり、内部統制は常に評価されることを前提に、その評価をどのようにすればよいのかをあらかじめ決めておくとよいです。特に今回の制度で、統制活動を文書化する際に、新しい統制活動を導入する際には、その統制活動をどのように評価すればよいのかをあらかじめ決めておくとよいです。
 評価の方法は、質問、文書の査閲(上席者のレビュー、文書間の突合等)、観察、統制活動の評価者による再実施と大体4つにわけることができますので、そのどの方法で評価をするのかを決めるとよいです。
 その時に、なるべく統制活動についての「動詞」を統一して使うことが重要です。動詞にあわせて評価方法をある程度機械的に決めることができ、効率的に作業を進めることができます。

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