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2006.06.12

PCAOB監査基準2号改正の方向性

 こんにちは、丸山満彦です。PCAOBの「Remarks at the 25th Annual SEC and Financial Reporting Institute Conference in Pasadena, California」の内容を読むとPCAOB2号の改正の方向性が見えてきそうな感じですね。日本の実務指針作成上にも影響があるかも知れませんね。

 
■PCAOB
・2006.06.08 Remarks at the 25th Annual SEC and Financial Reporting Institute Conference in Pasadena, California

 米国の場合、監査人は
1.経営者による財務報告に係る内部統制の評価の適正性
(management's assessment about the company's internal control over financial reporting is fairly stated, in all material respects)と
2.財務報告に係る内部統制の評価の有効性
(the company maintained, in all material respects, effective internal control over financial reporting)
について意見表明します。

 米国の場合、1についての監査手続が過剰になっているのではという意見です。

 日本の場合、監査人は、
1.経営者による財務報告に係る内部統制の評価の適正性
(management's assessment about the company's internal control over financial reporting is fairly stated, in all material respects)
についてのみ意見表明するわけですから、
"The Auditor's Evaluation of Management's Assessment Process"
で書かれている内容とまったく同じ方向で検討するわけにはいかないように思いますが、参考にはなりますね。

経営者評価という面で参考になるのは、
"Effect of Risk on the Nature, Timing, and Extent of Testing"
のほうですね。

 ちなみに、証拠能力を考える場合、昔から
1. Nature
2. Timing
3. Extent
の3つで考えることになっています。ご参考までです・・・

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Comments

 丸山です。とある方から間違いを指摘していただいたので修正しました。
 皆様、すみませんでした。指摘していただいた方には感謝です。

Posted by: 丸山満彦 | 2006.06.12 16:11

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