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2006.05.18

神田先生もわからない 公認会計士の監査を監査役がみるのか監査役の監査を公認会計士がみるのか

 こんにちは、丸山満彦です。商事法務No.1766(2006 5/5-15合併号)に「企業の内部統制 - その問題点と最近の動き」という特集があるのですが、非常に面白いです。商事法務のアフェリエイトではないですが、おすすめです。宮廻教授、神田教授のほか、住友商事の取り組み、武井弁護士の講演が記事なっていて読みやすくてためになります・・・

 
■金融庁企業会計審議会
・2005.12.08 財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準のあり方について
・・財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準のあり方について
・・・三 基準案の主な内容等
・・・・(4)公認会計士等による検証の水準とコスト負担の考慮
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⑥ 監査人と監査役・内部監査人との連携
 監査人は、監査役などの監視部門と適切に連携し、必要に応じ、内部監査人の業務等を適切に利用できることとした。
 なお、監査役等は、独立した立場で経営者の職務の執行について業務監査の責務を担っていることから、企業等の内部統制に係る監査を業務監査として行うとともに、大会社等においては、監査役等が会計監査人の実施した監査の方法と結果の相当性を評価することとされている。一方、本基準案で示す内部統制の監査において、会計監査人は、監査役が行った業務監査の中身自体を検討するものではないが、財務報告に係る全社的な内部統制の評価の妥当性を検討するに当たり、監査役等を含めた経営レベルの内部統制の整備及び運用状況を統制環境の一部として評価することとなる。
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 の部分について神田先生は、
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私はこれを何度も読んだのですけども、よくわからないんです。要するに、証券取引法では公認会計士しかでてきませんで、「監査役」という言葉は登場しませんので、財務報告との関係、すなわち証券取引法の法目的の範囲内とはいえ、財務報告との関係では最終的には会計士がみると、こういっているわけです。そして会社法は何といっているかというと、最終的には監査役がみると、こういいっているわけです。
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 神田先生がわからないなら、わからなくてもいいか・・・。

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Comments

なかじまです。
こんにちは。
このあたりですが、誰が何を見るのか?というのは、結局誰が何をアウトプットとして出さなくてはならないか?を考えればいいと思うのですが。
金融商品取引法についていえば、内部統制については結局企業側が「内部統制報告書」を、外部監査人が「内部統制監査報告書」を出すわけですよね。そのために誰が何をするのか?を整理すれば良いと思います。

一方、会社法については上場企業のみを対象としているわけではないので、外部監査が必須ではないと思うので、監査人がない場合も考えて監査役としているのではないかと思いますが。

間違ってますかね?

Posted by: なかじま | 2006.05.19 13:58

なかじまさん、コメントありがとうございます。
上場企業で監査役設置会社の大会社を想定した場合の問題なんですね・・・。二匹の蛇が相手の尻尾を食べている状態とでもいうのかなぁ・・・

Posted by: 丸山満彦 | 2006.05.20 01:53

> 二匹の蛇が相手の尻尾を食べている状態とでもいうのかなぁ・・・

↑これ面白い。
これから「ウロボロス監査」ということにしましょう。
(一匹だったっけ・・)

Posted by: 森 | 2006.05.20 21:53

森先生、コメントありがとうございます。責任をうやむやにするということで、きわめて日本的というか・・・。それが、日本に環境にあわせた・・・ということか・・・

Posted by: 丸山満彦 | 2006.05.21 08:29

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