内閣官房 高セキュリティ機能を実現する次世代OS環境の開発実施について
こんにちは、丸山満彦です。内閣官房情報セキュリティセンターから、「高セキュリティ機能を実現する次世代OS環境の開発実施について」というニュースリリースが公表されていますね。
■内閣官房情報セキュリティセンター (NISC)
・2006.05.23 高セキュリティ機能を実現する次世代OS環境の開発実施について
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(1) Windows等の既存OS環境で提供されるセキュリティ機能に加え、OSから独立した形でセキュリティ機能を実装し、同時にOS及びアプリケーション等からなる現在の利用者環境を活用可能な、次世代のOS基盤環境の確立を目指します。
(2) 政府機関(内閣官房情報セキュリティセンター等)における実運用を前提とします。
(3) 優秀な若手研究者による集中的研究開発方式を通じ、OS開発能力を有する人材を育成することを目指します。
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ということで、ハードウェアの上にセキュア仮想マシーンが載り、その上にゲストOSとしてWindows等が稼動することになるようですね。アプリケーションはゲストOS上で動くので今までどおり・・・。セキュリティに関する機能の強化はセキュア仮想マシーン上で実現・・・ということのようですね・・・。
【参考】2006.05.23
・ITpro 政府が「セキュア仮想マシン」の開発へ,オープンソースとしての公開も
・ITmedia 政府が「セキュアVM」環境開発へ、オープンソースとしての公開も視野に
・InternetWatch 国のセキュリティ対策の一環として、次世代OS環境「セキュアVM」開発を発表
・Mycom 政府がセキュアな次世代OS環境の開発に着手 - VMで安全性確保へ
・Impress Watch 国のセキュリティ対策の一環として、次世代OS環境「セキュアVM」開発を発表
このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。
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