雑感 強度偽装事件
こんにちは、丸山満彦です。今週は強度偽装事件についての国会証人喚問がありましたね。この件については、あまり事情がわかっていないので、単なる素人の雑感ですが・・・
あくまでテレビの画面や新聞の紙面を通じて個人的に感じ取った印象ですが・・・
(1)姉歯さんは覚悟がついているように見える
なんと表現したら一番適切かわかりませんが、私には姉歯さんはもう葛藤がないように見えます。自分が犯した罪について、背負うべきものについては背負う「覚悟」がついているように見えます。
それに比べると、他の人は、何かを誰かに言われているのか、何かまたは誰かを守ろうとしているのか、覚悟がついていないように見えます。
(2)他にもあるだろうと思うのが普通だろう
同じような話は他にもあるだろう、姉歯さんや、木村建設さん、平成設計さんだけの問題ではなさそう。「構造的な問題」と捉えて、サンプル検査とかしないのかなぁ・・・。何パーセントかは、ミスではなく故意のものがありそうなものです。
(3)演説するのではなく質問をするのは難しいのかな
国会証人喚問の質問の仕方ですが、私からみるとちょっとほとんどの人の質問の仕方には問題がありますよね。質問の仕方とかも訓練が必要ですよね。私もその道のプロではないのですが・・・
1)質問は1つずつするべきですね。
一回に4つも5つも質問をしている人がいました。質問をする側はどうやら紙を見ながら、質問すべきことを漏らすまいと質問しているが、質問を受ける側は質問用紙をもっていないので、何を質問されたのか、覚えてられない。っていう状況がありましたね(姉歯さんに対する最初のほうの質問)。
2)詰問してはだめですよね。
緊張する場面で、恫喝的に詰問してはだめですよね。間違えてはいけないので、「わかりません。」、「記憶にはありません。」、「はっきり覚えていません。」というような回答となってしまい、真実がでてきません。
引き出すような質問がよい質問だと思うんですよね。
3)話を聞くのが重要で、自分の意見をいうのではない
小学校でならいそうなことですが、武部幹事長などもラジオ番組で同じ意見を述べたようです。持ち時間40分のうち33分は質問者が話をしていたとか・・・(反対くらいがちょうどよいのかなぁ・・・)。それに、自分の意見をのべてはだめですよね。目的に向かって必要な事実(うそをつかないという前提)を引き出すことが重要であって、質問者がどう思っているのかは、質問の局面では本来重要ではないですよね。
このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。
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