預金者保護法が成立
こんにちは、丸山満彦です。偽造・盗難カード被害者を救済するための預金者保護法案が参議院本会議で可決され、成立したようですね。
■日経新聞 2005.08.03
・偽造・盗難カード被害補償法案が成立、来年2月施行
■朝日新聞 2005.08.03
・カード被害、預金者保護法が成立 過失立証、金融機関に
■読売新聞 2005.08.03
・偽造・盗難カード 預金者保護法が成立
■毎日新聞 2005.08.03
・偽造カード:被害補償義務付けの預金者保護法案、参院可決
■産経新聞 2005.08.03
・偽造カード法成立 金融機関が原則全額補償
施行は来年2月。
【偽造】
無過失=全額補償 重過失(※1)=補償なし
【盗難】
無過失=全額補償 過失(※2)=75%補償 重過失=補償なし
預金者の過失は、金融機関に立証責任。
(※1)重過失の例=カードに暗証番号を記入したり、他人に暗証番号を教えた場合など
(※2)過失の例=生年月日などを暗証番号に使い、番号を推測できる書類と一緒に保管、盗難にあった場合など
■衆議院
・要綱
・偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械式預貯金払戻し等からの預貯金者の保護等に関する法律案
【参考】このブログ
・2005.07.27 偽造カード法案 衆院通過
・2005.06.25 金融庁 「偽造キャッシュカード問題に関するスタディグループ」の最終報告書を公表
・2005.06.08 偽造カード被害にあったので損害を補填しろ
・2005.06.04 与党 偽造・盗難カード法案 被害は原則金融機関の負担
・2005.05.21 偽造キャッシュ問題 自民党案は金融庁より銀行に厳しいそうだ
・2005.04.26 金融庁 偽造キャッシュカード問題に関するスタディグループ(第9回)
・2005.04.16 金融庁研究会 偽造カード対策の生体認証の標準化に慎重論
・2005.03.29 偽造・盗難キャッシュカード関係 自民党の動き
・2005.03.25 金融庁 偽造キャッシュカード問題に関するスタディグループ議論の行方
Comments