ロボット
こんにちは、丸山満彦です。神戸阪急百貨店でロボットフェスタ2005というロボットのイベントをしていたので、ちょっとのぞいてきた。
主催は、「ロボプロ」という団体で、大阪の「サイバーストーン株式会社」が運営しているようです。
1時間弱のロボットショーをしていたが、はじめはロボット関係のコマーシャルを5分ほど、次に、ロボット同士の格闘技、そしてVisionとその改良型であるVision NextaというサッカーロボットによるPK戦が行われた。Vision、Vision Nextaはそれぞれ、「ロボカップ」のサッカーで2004年、2005年で世界一になったロボットです。また、Visionというロボットはテレビコマーシャルにでたこともあるので知っている人も多いかもしれません。
VisionやVision Nextaは自分でゴールとボールを探し、両者と自分の位置関係を見極めてシュートするし、ボールがくればボールを止めようとします。二足歩行なんて当然で、走ることもできるし、地面に少々の段差があってもバランスを崩さずに歩けるし、倒れても自分で起き上がることもできます。
ただ、Vision Nextaは調子が悪かったようで、試合中に何度かパソコンを使って調整していました。メカニックな部分とソフトの部分の両者の細かいバランスが必要なのかも知れません。
今回のロボットの大きさはは2キロ~3キロぐらいで、生まれたての赤ちゃん程度の大きさです。このくらいなら、少々のミスでも人間に危害を加えることがないので問題はないでしょう。
自律型ロボットを発展される研究の一環として、確実なフェールセーフ機能を組み込むにはどうしたらよいのか・・・といったこともこれから必要となってくるように思いました。
しかし、技術の進歩はすごい・・・と思いました。
このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。
Comments
これ
http://www.elekit.co.jp/material/japanese_product_html/MR-9152.php
を教材にして、高校の総合学習の時間(週に一回)を4月から9月までやっています。
この程度のものでも、センサーの感度や取り付け位置で性能に差が出ますし、メカ部分の調整とプログラムの完成度とのバランスの勉強になります。
日本でロボットが盛んなのは日本人の凝り性な面によく合っているのだと思います。
ただ、それは「無目的な凝り性」にも直結しているところがあるかもしれないのが心配です。
例えば火星で活動しているロボットのような非常に高度な(抽象的な)目的を持たせるものは、日本以外の方が上手なように思います。
Posted by: 酔うぞ | 2005.08.15 08:55
酔うぞさん、コメントありがとうございます。
ロボット、なかなかすごいんですよ。
まだ、かわいい・・・というレベルなので、問題ないんですけどね。
江戸時代のカラクリ人形の時代から、日本人はこういうのはうまいのかもしれませんね。
でも、スペースシャトルのようなものは作れないんですよね・・・。なぜだろう。
Posted by: 丸山満彦 | 2005.08.15 14:04